既読本
矜持 (競馬シリーズ)作者: ディック・フランシス,フェリックス・フランシス,北野寿美枝出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/01/07メディア: ハードカバー クリック: 8回この商品を含むブログ (16件) を見る一息で読了した。 主人公は17歳で英国陸軍に入…
出口のない海 (講談社文庫)作者: 横山秀夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/07/12メディア: 文庫 クリック: 18回この商品を含むブログ (106件) を見る太平洋戦争末期における人間魚雷回天を巡る物語。甲子園優勝投手を主人公に配して、彼を取り巻く人間…
テロリストのパラソル (講談社文庫)作者: 藤原伊織出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/07/15メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 54回この商品を含むブログ (128件) を見る著者である藤原氏が他界されたとき、私が巡回しているブログのコメント欄で本書が話…
保守政権の担い手―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)作者: 岸信介,福田赳夫,後藤田正晴,中曽根康弘,田中角栄,河野一郎出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2007/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 54回この商品を含むブログ (20件) を見る・・・本…
船戸与一の起死回生、畢生の大作である風の払暁―満州国演義〈1〉作者: 船戸与一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/04/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (19件) を見ると事変の夜―満州国演義〈2〉作者: 船戸与一出版社/メーカー: 新…
ららら科學の子 (文春文庫)作者: 矢作俊彦出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/10/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (62件) を見る一冊の書物の発するメッセージは、読み手の数だけ存在するし、ましてや物語なら言わずもが…
六年の沈黙を破って放たれたD・フランシスの最新作である。ちなみに翻訳者は、菊池光氏ではなく、北野寿美枝氏となっており、不思議に思われる読者がいるかもしれない。菊池氏は、2006年に他界されており、ライフワークとも言えるフランシスの訳業に最後まで…
先日購入した「現代日本文學史:現代日本文學全集別巻1」(筑摩書房)を読んでいる。いや、これは名著ですよ。明治−大正−昭和の文学史、とはいいつつ、刊行されたのが、昭和34年(1959年)ということで、昭和二十年代までの文学史。現代文学史じゃないじゃ…
表紙に副題的に、「躍進するIT企業 階層化する労働現場 潜入ルポ」と記されている。アマゾンジャパンの物流センターへの潜入ルポルタージュ。しかし、看板に偽り無しであるところが、本書の本書たる所以であり、そこに魅力を感じるかどうか、読者の判断が分…
栗本薫「鬼面の研究」読了。巻末のリストを読むと、伊集院大介シリーズの第三作目ということ。何度目かの読了であり、細かいシーンは忘れていたが、トリックや犯人は覚えていた。それでも、再読に耐えるミステリ。今回、読んで気が付いたのは、助手ワトソン…
昨年末、蕎麦屋で一息に読んだ本。ということで、2006年最後に読了した本になるなあ。 語源をたずねると、「ことば」が身近になる。 語義の変化を知ると、「ことば」の豊かさを実感する。 という魅力的な一節で始まる。内容は、岩波新書の栞に記載されている…
はじめに 私と本書の著者である佐々木俊尚氏との距離について。私は、佐々木氏に対して、「ことのは騒動」の観点から、批判(というか罵倒)を行った。そして、http://d.hatena.ne.jp/BigBang/20061128/p1のコメント「佐々木氏、けろやんのエントリー気にし…
ウェブ人間論 (新潮新書)作者: 梅田望夫,平野啓一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/12/14メディア: 新書購入: 17人 クリック: 156回この商品を含むブログ (537件) を見る夢の中で読了。ウェブ世界におけるドロドロと艶かしく臭い立つ人間模様について…
情報考学―WEB時代の羅針盤213冊作者: 橋本大也出版社/メーカー: 主婦と生活社発売日: 2006/11メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (23件) を見るCGM本の一つ。書評集であり、著者のブログは時々読んでいたが、本書で最初に紹介される本が、…
赤い雪―総括・連合赤軍事件 (新風舎文庫)作者: 角間隆出版社/メーカー: 新風舎発売日: 2004/02/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 14回この商品を含むブログ (11件) を見る倫敦橋さんのエントリの影響を受けて読了した。1972年の「あさま山荘事件」から始…
昼休み、天気が良いので公園に出かけて、ボンヤリと音楽を聴きながら、本を読んだりするのが最近の習慣。秋晴れが、気持ちよいね。昨日は、通勤途中に文庫本を読み終えてしまったので、会社近くの本屋で物色して、「検証バブル〜犯意なき過ち」(日経ビジネ…
通勤本として流し読むつもりが、色々と考えさせられる内容だった。一言で表すならば、バンド・ブーム盛衰録*1。しかし、その時代(バブル期である)の空気、狂乱、そして群がるビジネスを考える上で有意義な本。バブル経済という「アノマリー・アカウント」…
狼花 新宿鮫IX (新宿鮫 (9))作者: 大沢在昌出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/21メディア: 単行本 クリック: 52回この商品を含むブログ (74件) を見るこれは、鮫シリーズの最高傑作。三つ巴の”闘い”。そして教養小説。本作についは、詳しく感想をつづ…