2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
七月末日。正直、冷房に飽きてきた。
積読本を積極的に片し始めてしばらくになる。私の定義する積読本。一つはまっさらで読んでいない本。もう一つは、読んだことあるけど再読(あるいは再再読など)しようと思っている本。とにかく読んだ、読んだ、読んでいる。その結果。幸福度が高くなった。…
<Twitterへの投稿の転載>闇先案内人作者:大沢 在昌文藝春秋Amazonよんどころない事情を抱えた逃亡者を助ける”逃し屋”チーム。弱みを握られた彼らは、国際謀略に巻き込まれる。以前読んだ時は「シリーズ化をタノム!」とワクワクしたんだけど、今回は錯綜す…
<Twitterへの投稿の転載>#ミステリ二作目問題 有栖川有栖「月光ゲーム」まずは、ミステリ研究会物つながりで。 そして、「十角館の殺人」が一発の仰天物であるのに対して、「月光ゲーム」手がかりに対して、緻密な論理を展開する正反対の作風だから。どっ…
あとで消すかも。 ーーー Twitter廃人になっている。「ブログこそ王道で、短文投稿サイトであるTwitterなんて邪道極まりない!」と意気軒昂だったのに、どうも取り込まれてしまったようだ。ところで、王道たるブログで自分が何を書いてきたかというと、やた…
<Twitterへの投稿の転載>蝉かえる サーチライトと誘蛾灯 (創元推理文庫)作者:櫻田 智也東京創元社Amazon連作短編集。「ホタル計画」が秀逸。聡明なバッタ少年とオダマンナ斎藤氏の間で交わされる真摯な会話に身が引き締まる。 真摯な対話は、双方の心のな…
<Twitterへの投稿の転載>新版 名探偵なんか怖くない (講談社文庫)作者:西村京太郎講談社Amazon富豪が計画した三億円事件の再現に、名探偵たちが臨む。クイーン、ポワロ、メグレ、明智の四人。真犯人は名探偵たちの「老い」を利用したトリックで手玉に取る…
<Twitterへの投稿の転載>学生街の殺人 (講談社文庫)作者:東野 圭吾講談社Amazon最初期の東野作品。東野氏は「百夜行」あたりから社会派に舵を切ったと思っているが、当時の作品は本格テイストにあふれている。密室にミッシングリンク。そして、本作品は社…
<Twitterへの投稿の転載>激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972 (講談社現代新書)作者:池上彰,佐藤優講談社Amazon日本共産党、日本社会党などの綱領の引用が多く読みにくい本だった。さておき60年代半ば頃までは、一般市民の支持を受けてい…
<Twitterへの投稿の転載>死体を買う男 (講談社文庫)作者:歌野晶午講談社Amazon作中作ミステリ。昭和初期を舞台に江戸川乱歩と萩原朔太郎が携わる推理譚。ちょっと展開が遅く欲求不満になった前半ですが、見事な怒涛が待ち受けています。二転三転というわけ…
<Twitterへの投稿の転載>名探偵 木更津悠也 (光文社文庫)作者:麻耶 雄嵩光文社Amazon短編集。ライトすぎて自分にはちょっと合わなかったかな・・・。ただ収録の「交換殺人」。論理的解決に至る可能性の洗い出しが見事で、また「そうくるか!」な真相も良か…
<Twitterへの投稿の転載>星を継ぐもの 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫)作者:ジェイムズ・P・ホーガン東京創元社Amazon先日のSF祭りでグランプリに輝いた作品。月面で五万年前のものと思われる死体が発見された。彼の正体は何か?くぅ!おもしろかっ…
Twitter発のSFランキングがはてなトップに飛び火して大賑わい。 www.orehero.nethttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.orehero.net/entry/bestsfつくづくみんなSFが大好きなんだなあ。同じ人が以前、同様のミステリのランキングを作成していたんだけど、その…
<Twitterへの投稿の転載>Twitterの不具合報告が相次いでいますね。私は大丈夫なのですが、その理由として、不具合が発生する前にログアウト&ログインしたからかもしれません。どなたかの参考になればと思います。(追記)そういう問題ではなかったみたい…
<Twitterへの投稿の転載>垣根涼介「サウダージ」#読了サウダージ ヒートアイランド3 (文春文庫)作者:垣根 涼介文藝春秋Amazon裏金強奪のプロたちが、小気味よく活躍するシリーズ三作目。今回は強奪場面は少し横に置かれて、対象的な二組の男女の行く末に…
<Twitterへの投稿の転載>購入しました。ユリイカ 2023年7月臨時増刊号 総特集◎大江健三郎 ―1935-2023―作者:工藤庸子,尾崎真理子青土社Amazonユリイカ「総特集:大江健三郎」。二段組661ページ、厚さ3センチ、重量約1キログラムとなっておりマス。読み…
黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 館シリーズ (講談社文庫)作者:綾辻行人講談社Amazon気宇壮大な館モノ。途中で「だいたいわかったぞ!」と思ったのですが、その上を行ってしまい、ただただ呆然と見送るしかありませんでした。自分は論理の組み立てで真相を追求す…