けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

我孫子武丸「人形はこたつで推理する」(講談社文庫)

我孫子武丸「人形はこたつで推理する」#読了人形はこたつで推理する (講談社文庫)作者:我孫子 武丸講談社Amazonほのぼのミステリの短編集。朝永さんと彼の操る腹話術人形の毬夫の掛け合いがおもしろい。なによりも、語り手であるおむつの女心の機微の描き方…

ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」(ハヤカワ文庫)

ハリイ・ケメルマン「九マイルは遠すぎる」#読了九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)作者:ハリイ ケメルマン早川書房Amazon九マイルは遠すぎるという言葉から、推論を始めて、事象の取捨選択を経て、論理を構築していく。その結果、意外な真相…

大倉崇裕「福家警部補の考察」(創元推理文庫)

<Twitterへの投稿の転載&補注>新年おめでとうございます。大倉崇裕「福家警部補の考察」#読了福家警部補の考察 (創元推理文庫)作者:大倉 崇裕東京創元社Amazon読書スランプになりかけてたけど、楽しい物語を読むと吹っ飛びますね。「上品な魔女」。のほほ…

エラリー・クイーン「エジプト十字架の謎」(創元推理文庫)

<Twitterへの投稿の転載>エジプト十字架の謎【新訳版】 (創元推理文庫)作者:エラリー・クイーン東京創元社AmazonE・クイーン「エジプト十字架の謎」#読了ギリシア棺と並んで大傑作との誉れ高い作品。大きな手がかりはわかったんだけど、犯人特定には至らず…

楠谷佑「案山子の村の殺人」(東京創元社)

<Twitterへの投稿の転載:補注あり>案山子の村の殺人 (ミステリ・フロンティア)作者:楠谷 佑東京創元社Amazon楠谷佑「案山子の村の殺人」#読了前半、主人公たちが温泉に入ってばかりで、やや冗長。後半盛り返すも及ばずかな。やさしい探偵と青春推理は楽し…

アート・ブレイキー

多用するハイハットがうるさくて、あまり好きではなかったアート・ブレイキーに開眼した。いろいろなアルバムをローテーションして聴いている。リー・モーガン在籍時しか、ほとんど聴いてこなかったけど、その後のメンバーの作品もいいな!ザ・ビッグ・ビー…

ブルーノートクラブ編「ブルーノート100名盤」(平凡社新書)

<Twitterへの投稿の転載>ブルーノート100名盤 (平凡社新書)平凡社Amazonブルーノートクラブ編「ブルーノート100名盤」#読了 投票でのランキングです。ジャズの名盤ガイドの定番じゃないかな?映えある第一位は、コルトレーン「ブルートレーン」。「アレが…

米澤穂信「可燃物」(文春e-book)

<Twitterへの投稿の転載>可燃物 (文春e-book)作者:米澤 穂信文藝春秋Amazon米澤穂信「可燃物」#読了 知人から借りて読了。風景描写も人物造形も削ぎ落とした異色のミステリ短編集。・・・「そんなの貸してくれなくて結構!」と一度は断ったんだけど。 おも…

ブッカー・アーヴィン『ザ・ブック・クックス』

新年早々に不穏なんて書くと縁起が悪いので。今年の聴き始めは、ブッカー・アーヴィン『ザ・ブック・クックス』。ザ・ブック・クックスアーティスト:ブッカー・アーヴィンSolidAmazonおどろおどろしい、じゃなくてグルーヴィーで心たゆたわせるようなベース…

不穏な誕生日だった。

新年。あけましておめでとうございます。それにしてもなあ・・・。誕生日で「あら、記念日ですね!」「いえ、そちらこそ!」ってヤリトリを見かけるんだけど。自分の場合「おまえの誕生日がわかったから、身元を特定してやる!」ってのばかりだったんだけど…