読了日:2021年3月23日(火)
<感想>
公安物。
新宿鮫お得意のやくざは脇に回っている。
鮫島のライバル香田の造形が良い。
鮫島の恋人の晶について。
その生意気なキャラクターに辟易したこともあったが、今回、本作を読み直してみると、一つのアクセント、句読点(失礼)になっていると思うようになった。
プロットは複雑。追いつくのに苦労する。至難の業。
西上心太による解説に、大沢のデビュー後の苦難と「新宿鮫」によるブレークが詳しく語られている。
評価:6/5
(本文以上)
<ツイッターのリード文>
おはようございます。
大沢在昌「氷舞 新宿鮫Ⅵ」読了。やくざがあまり出てこない公安物です。鮫島のライバル香田が活躍する物語。分厚くて読み応えがあります。
(本稿以上)