けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 八ヶ岳に行ってきた(2016年の第一回目)〜山らしい天気に恵まれました。

南八ヶ岳に行ってきたのでメモしておこう。
2016年8月14日から16日。単独。今週末に友人と連れ立って行く予定なので、その下見を兼ねてと、なによりも自分の体力の確認のため。おっと、楽しむためももちろんだよ。
南八ヶ岳には何回も行っているんだけど、いろいろな知人に八ヶ岳の楽しさを知ってもらいたいときに読んでもらうのがこちらのエントリ。
けろやん。焼き芋ー八ヶ岳、その一〜新宿⇒美濃戸⇒行者小屋(2005年9月18日)
けろやん。焼き芋ー八ヶ岳、その二〜行者小屋⇒赤岳⇒阿弥陀岳⇒・・・⇒新宿(2005年9月19日)
そんなわけで、何回も行っているんだけど、最後に行ったのが8年前(たぶん*1)なので、なによりも自分の体力の確認をしたかった。こんな風に体力!体力!ってくどくどしているのは、本当に自信がなくてビクビクしていたからなんだ。
ビクビクは少し実現した・・・。
美濃戸から行者小屋まで、標準タイム3時間のところ3時間15分。ということで15分のオーバー。歩いている時に「小屋まであとすこしだぞ!ガンバレ!」って励ましてくれるのが、こちらの涸れ沢。

なんとか行者小屋に到着しました。テント場は賑わっていました。

写真には写っていないけど、ツェルト(非常用テント)未満を使っている若者くんたちがいたのにはびっくりした。高さも50センチくらいで、本当に身体を入れるだけの棺桶未満のモノで「はて?荷物はどうするのかしら?」と思っていたら、テントの外にほっぽり出して眠りに就いていた。夜中には雨が降っていたんだけど大丈夫だったのかな?
他にも軽装な人たちが目立った。

こういう人たちって、必ず杖(ストックっていうのかな?)を使って登っているんだけど、ちょっとした岩場とかで難儀していて、危なっかしいと思うし、なんだか腹が立ってしまう。そんな立腹は横において。

小屋の前のベンチに寝転んで本を読んでいる外国の女性の方。こういう光景っていいなあ(女性だからってわけじゃないぞ!)。自然を視覚で楽しむだけでなく、自然の音を聞いて、自然の空気を吸って、自然とは対象的な本の世界に没入する。外国の方って自然に(日常的にという意味で)やっているよね。
ひるがえって日本人たる私はというとこちら。

ほとんど読まずで、山に持ってきてまで積ん読だったんですけど、なにか?
さて、今回の山行は天気に恵まれなかった。というか、逆にいうと山の天気に恵まれたので、3日とも行動する午前中は快晴、テントに戻ると霧がかかって、夜になるとわりと激しい雨に見舞われた。典型的な山の天気だね。
霧に煙る大同心です。

翌日(2日目)は快晴。5:00頃に行者小屋を雨具や水なんかだけの空身で出発して、赤岳頂上に到着。標準タイム2時間のところ1時間40分くらい。頂上直下の岩場は駆け上がるように登った。すいすいと登れてよかった。頂上には楽しそうなカップルさんがいました。

ここから横岳、硫黄岳を周って、赤岳鉱泉を経て行者小屋に戻ったんだけど、駆け足で行くぞ。
赤岳から横岳への稜線です。

岩の隙間に小さく可憐に花を咲かせていました。たくましいよね!

横岳付近の岩場です。


岩に身体をペタンって貼り付けて登るんだけど、これが気持ちいいんだ。でも雨に濡れていたり、急いで登ろうとすると本当に危険だから、行く人は気をつけてね。
気持よく縦走していたら、硫黄岳付近でガスってきました・・・。

硫黄岳からは暑苦しくて、鬱陶しい樹林帯の滑りやすい道を下って、赤岳鉱泉到着。この間の約1時間が一番苦しかったな。
赤岳鉱泉に到着したら雨が降り出して、走るようにして行者小屋のテント場へ。20年来の付き合いの雨具くんの水漏れが激しく、ヘロヘロに疲れてしまったよ。
テント場に着いてからも、急に快晴になったり、ガスってきて雨がしとしとと降り出したりで、さっきも書いたけど、本当に山の天気だった。こう書くと嫌な感じに聞こえるかもしれないけど、テントに潜り込んで、雨が叩きつける音を聞きながら、ぼんやりと考えごとをしたりするのは楽しかったよ。
3日目。テントを5時に出発して、前の日と同じように赤岳に登ったところで、こんどは中岳経由で阿弥陀岳に登って、行者小屋に下ってテントなんかを撤収して下山する予定。ところが夜の雨が残っていて、一向にやむ気配なし・・・。仕方ないから、小雨になったらすぐに下山できるようにテントを撤収して、小屋の前で空に走る雨雲を見上げていた。
そしたら雨も収まってくれたので、テントを含めた荷物一式を担いで赤岳に登ることにした。行者小屋を7:00に出発して、赤岳山頂に8:35に到着。空身で登った前日よりも速く登れたぞ。
早朝の雨がウソっぱちのように富士山が雲を突き抜けていました。

写真には撮れなかったけど、虹に囲まれた自分の姿が雲海に映し出されるブロッケン現象にも遭遇した。生まれて初めてだよ!
Wikipediaーブロッケン現象
山頂では、地下足袋を履いて重そうな背負子を担いだ男性にコーヒーを勧められた。私と同年代の人かな?コーヒーミルで豆を挽いて淹れてくれたコーヒーは美味かった。
北八ヶ岳から縦走しているそうで、なんでも山に入って10日目(くらい)なんだってさ。最初の荷物重量は、なんと27キログラム!だったそうな。で、まだまだ山から出ないみたいで、その日は権現岳に向かうってさ。なんか凄いけど、楽しそうだったな。
27キログラムは横において。
天気も良くなったので、意気揚々と阿弥陀岳に向かおうとしたら・・・こちら。
けろやん。メモー靴が壊れてしもうた。
冷や冷やしながらも、美濃戸まで下りてバスに乗ったところで「ここまできたら靴がなくても裸足で帰ることもできるよね」って思って一安心。
最後は愛着のあった靴が壊れてしまって(´・ω・`)悲しい気持ちになってしまったけど、とても楽しい3日間でした。
ーーー
以下メモ。
本文中に書いた「ビクビクは少し実現した・・・」について。1日目は行者小屋までの行程以外にも本当に疲れた。テントを張ってのんびりしようとしたら、足がつりかけたり、胃腸の調子が悪かったり。この原因は、前夜に4時間しか眠っていなかったからだと思う。とにかく眠らなくちゃダメだな。
矛盾するようなんだけど、2日目以降は元気になって(なりすぎて)腹が減った。唐突なんだけど、心底に腹が減った。帰りのバスに乗ったら、非常食も含めてすべて食べてしまったよ。こんど行くときは、食料計画をしっかりと立てないといけないな。
スマートホンのバッテリがすぐにあがってしまった。
けろやん。メモー奥多摩行き。
このときもそうで「ポケモンGOがイタズラしたんだな!」くらいに思っていたんだけど、人に聞いたところでは、山中に入ると、スマホが電波を探すために尽力するために電力を消費するっていう(ムダな)学力が働くかららしい。こんど行くときは、ディズプレイ・オフだけでなく電源オフ(もしくは機内モード?)にしておくことにしよう。
春先に高度計付きの時計を購入した。こちら。

普段でも使っているんだけど、町中での高度表示はけっこうテキトー。ただし、山中での誤差は10メートル前後。赤岳山頂は正式には2899メートルなんだけど、表示は2886メートルだったよ。
町中と違ってわりと正確なのは、電波とかの関係だと思う。さておき、とくに必需品というわけじゃないんだけど、登りながら「ほほう!ここは2796メートルなんだな!(三叉峰にて)」ってときどき見て、そしてメモすると楽しい。私はデータが大好きな人間なので。
赤岳山頂でごちそうになったコーヒー。本文に書いたように、豆をミルで挽いて淹れてくれたんだけど、挽いた粉を紙(布)パックに入れて抽出していた。この紙パックが気になる。探しているんだけど見つからないんだ。一応、パッケージングされているのは発見した。

IRORIOー紅茶かと思ったら?手軽で美味しい「コーヒーバッグ」がブームの兆し
生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研が、2016年のコーヒートレンドとして、『コーヒーバッグ』に注目していることを発表した。

へぇ!こういうのって今年(2016年)のトレンドなんだ。いやトレンドとかってドウでもいいんだけど、もっと前から普通に使われていてもいいと思ったんだ。で、コーヒーバッグというのを天下のAmazonさんで探してみたらヒットした。こちら。

おっと、こういうカップに乗せてドリップするのじゃなくて、紅茶のティーバッグのようにお湯に浸して(突っ込んで)抽出するやつ。こちら。さっそく購入したよ。そうしたらクソ不味かった(´・ω・`)・・・。日常の部屋で飲むからっていうのが大きいと思うんだけど、できれば紙パック本体だけがほしいんだよなあ。どこかにないかしら?

*1:2007年8月31日には友人と二人で行った記録がある。このブログをテキトーに検索したらあった。こちらhttp://d.hatena.ne.jp/kerodon/20070903/1188764441