けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 第47回衆議院選挙:投票行動が死に筋を外す戦いになってきているようなこと。(追記の追記の追記あり)

選挙に行ってきた。
行くたびに思い出すこと。それは高齢者の方々が、睦まじく夫婦で投票所に向かう姿であったり、杖をつきながらあるいは親族に手を引かれて投票所に向かう姿である。微笑ましい冬の陽だまりの情景。
微笑ましさは横に置いておいて。昨今の状況に鑑みると、我々は「もうこうなったらやけくそだ」的にしか、投票行動はとれないのではなかろうか。
候補者ナントカがナンカ言っている。それは誠心誠意のすばらしいことかもしれない。共産党みたいな。
だがしかし、我々の投票行動は死に筋、いわゆる死に票を回避する行動に向かっているのではないか?とりわけ比例代表選出投票において。選挙に行くっていうのは積極性の表れという位置付けになっていることも考え合わせると余計に。
ゴミみたいな政党(失礼)が往来を闊歩しているんだか、往来で寝転がっているのか知らないけど、我々の視点ではどこに入れればいいんだ?的な往来。
これケインズのいうところの「美人投票」。誰を美人だと考えて投票するのではなく、「みんなが」美人だと考えているか誰かにに投票する。
その怖さが広く認知されていないことにおいて、大政翼賛的政治状況よりも危険なことだと思う。
さておき、国会で議席を有する政党名をすべて言える人はいるでしょうか?
(追記)
開票結果。

<衆院選>自民横ばい、自公3分の2維持 民主は11増
定数475(小選挙区295、比例代表180)のうち、自民党は291議席を獲得したが、公示前勢力の295議席に届かなかった。連立を組む公明党と合わせて公示前と同じ326議席となった。再び衆院の3分の2に当たる317議席を超え、安倍晋三首相(自民党総裁)は安定政権を維持した。民主党は公示前の62議席から11議席増やしたが、海江田万里代表は落選し代表辞任が決まった。維新の党は1減となり、野党が目指した「自民1強」の打破はならなかった。24日に召集される特別国会の首相指名選挙で安倍首相が選出され、第3次安倍内閣が発足する。

要約すると、自民党は公示前議席数に届かなかったけど公明党を合わせると公示前勢力維持、民主党は公示前議席数62議席から11議席を増やしたけど党代表の海江田氏は落選。
うむ。民主党の躍進はなんでだろ?地域を絞ったからかな?というか絞ったのかしら?これだけ躍進しながら代表が落選したのだから躍進とは言えないか。
それにしても開票速報の「自民3分の2議席を超える勢い!」ってガアガア叫んでいたマスコミはなんだったんだろう?いやマスコミをマス「ゴミ」とか言うつもりは、まったくないんだけど。単なる予想ミスなのかな?
(追記の追記)

2014/12/14 22:51共同通信配信:集団的自衛権も理解得られたと首相 
安倍首相は集団的自衛権について「それを加味した上での選挙」と述べ、国民の理解が得られたとの認識を示す。

後出しじゃんけんが後出し結果に笑われるの図。今回の開票速報の誤り。安倍さん怒り心頭だろうな。
(追記の追記の追記)

2014/12/15 02:21ブルームバーグ配信:共産党が21議席に躍進、NHK開票速報−与党批判で受け皿に
NHKの15日午前2時すぎの衆院選開票速報によると、日本共産党が選挙前の倍に当たる21議席を獲得した。(中略)共産党の勢力は一般消費税導入が議論されていた1979年の衆院選で獲得した39議席を最高に、衆院選小選挙区制度が導入された96年以降は減少を続け、03年以降の4回の衆院選ではひと桁にとどまっていた。最近は13年の東京都議会議員選で民主党を上回る17議席を獲得して自民、公明に続く第3党となったほか、同年の参院選でも12年ぶりの選挙区を含む8議席を獲得するなど党勢は回復傾向にあった。 (中略)日本大学の岩井奉信教授は「野党らしい野党は共産党しかいない。不満票の受け皿になっていることは間違いない」と指摘。その上で、「共産党が政治を動かせるかというと、動かせないわけだから、あるところで限界が来る」と話し、「民主党が受け皿にならないといけない。共産党が票を取るということは、民主党批判でもある」との見方を示した。」

共産党が政治を動かせるかというと、動かせないわけだから、あるところで限界が来る。政治を動かせると本気で思っているのは、有権者はもちろん共産党にもいないんじゃないかしら?
でも野党らしい野党の面目躍如だね。ある意味、本文で書いた「美人投票」の結果だと思う。