図書館で借りて読んだ。
- 作者: 北尾吉孝
- 出版社/メーカー: 致知出版社
- 発売日: 2007/03/12
- メディア: 単行本
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彼がホワイトナイトとなったことにより、ライブドアの宮内亮治が強硬路線から和解路線に転じた。しかし、堀江貴文はこの和解路線への転戦を知らされておらずライブドア内で孤立する。
すなわち取締役会において、宮内の根回しにより和解路線(弱気)が総意となっている中、一人強硬路線(強気)を唱えた堀江は梯子を外された形となった。騙し打ちである*1。
いわば、北尾の登場によってライブドア内部に亀裂が生じることとなった。いや、亀裂ではなく一種のクーデターと言っても過言ではない。以後、堀江は芸能活動にのめりこんでいく。
また、北尾には子供がいないので児童関係の福祉活動を精力的に行っている。しかし、子供がいないので・・・。エントリ末尾のリンクを参照。
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さて、本書。働くか?についてはあまり触れられていない。働くについて書かれた個所を引用する。
仕事は一つの行である。一心に打ち込んだ仕事は、禅僧の行と同じだ。いずれも人間を磨くために行うものだ。
働くに関して書かれているが、働きそのものへの言ではない。別の個所を引用。
生をより鮮やかなものとして意識するために、死を意識することが大切だ。
あらゆる行動の前提に「自得」の問題がある。自分のことがわからなければ、人生いかに生きるべきなのか分からない。自分を知ること。
こんな感じ。働きよりも生活(人生)への言葉が連なる。
そういう意味では生活への箴言に溢れている良書だと思うが、「天からの授かりものだ」という言葉が節々に出てくる。あらゆる試練は天からの授かりものだとか。私は、天からを信じていないので、どうも腑に落ちなかった。
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とりあえず、買ったら負けだと思うけど、文字がデカくて読みやすいので簡単に読めるよ。
(参照リンク)
■2ちゃんねる:【自称】北尾吉孝 【大物】
■ニッポンの社長:北尾吉孝
■北尾氏がソフトバンクに残した置手紙 (2/2)
■北尾吉孝の名言一覧
*1:そもそも堀江は弱気路線だったが、宮内が強気にさせてたことにより強気路線になった。すなわち宮内のクーデターは絵図が描かれていた。