けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 小型株とスターダムについて:ゆとりずむ考察。

ブログゆとりずむを書いているらくからちゃさんは、私のエントリをブックマークしてくれたり、記事中で引用リンクしたりしてくれたりで、大変うれしいのですが、今回は苦言を呈してみようと思っています。
ゆとりずむー小型株投資のすすめ〜個人的注目銘柄5選〜
これって炎上系エントリだと思う。なぜか?個人的注目銘柄と銘打ってあるものの、個別株を紹介しているからだ。これはよくない。炎上しなかった理由は、彼の人柄(お会いしたことがないから実際は不明(´・ω・`)・・・)であったり、彼の書く優れた記事が故にだと思う。
そういうことは横において。
問題は小型株投資について。これは彼も指摘しているように機関投資家が購入しない銘柄がほとんどである。その理由としては、相場操縦が疑われることの他に、インデックス運用対象外の銘柄だからだ。
これが何を意味するか?極めて株式の流動性が低いのである。するとどうなるか?売りたいときに売れない、すなわち換金性に乏しいのである。資産の質を見極める際に換金性は非常に重要な要素である(不動産を考えてみよう)。
さらに小型株においては、逆指値注文の比率が高いと考えられる。なぜか?まずは逆指値注文とは何者であるかを考えなければならない。
100円に下がったら買う、110円に上がったら売るというのが通常の注文である。これに対して逆指値注文というのは、100円に下がったら売る、110円に上がったら買うという、その名の通りの逆の注文のことである。
その逆指値注文の需要性は、機関投資家あるいはデイトレーダーではない人々が「家に帰って蓋を開けたらいつの間にかこんなに値下がりしちゃっていたよ。こんなになる前に売っておけばよかったなあ(´・ω・`)」というものである。これが逆指値「売」注文であり、以下はこの「売」について書いていく。
では、これが小型株に大きく適用される理由はなにか?小型株においては、注文数量(あるいはその結果としての売買高)が少ないがゆえに、値動きが非常に激しいのである。
すなわち、120円だった株価が、買い物がないが故に(特別気配も絡まりながら)70円まで下落する可能性が大きいのだ。それを避けるために個人投資家は、逆指値売注文で暴落に対応(ヘッジ)している。
これがどのような事態を引き起こすのだろうか?いったん株価が下落し始めると、隠れていた逆指値売注文が発動して、大暴落に至ってしまうのである。
次。
マザーズ市場について。これは以下の記事(だいぶ古い)が反面教師となるであろう。

R30:マーケティング社会時評ーライブドア死すともデイトレは死なず
個人投資家の皆さんはここぞとばかりにライブドアの上場事業子会社の株を拾いまくっておくと良い。セシールライブドアオートターボリナックスなどお勧めだと思うよ。そういう企業の株は、ライブドア本体の資本市場におけるメッキがはげ落ちたとしても、逆にこれから価値が出てくるだろうから。ま、株式投資はあくまで自己責任でよろしくってことで。

結果的にはR30さんが上げられた銘柄は暴落した。なぜか?書き始めると長くなるが、要約すると次のような事態が発生したのだ。ライブドア株信用取引で購入していた個人投資家が、追証に文字通り追い込まれ、保有していたライブドア関連株を売却して追証に充当したのだ。
データで説明できないので苦しいのだが、破竹の勢いで上昇していたライブドア株保有していた個人投資家層は、その関連株の保有率も高くなっていたと思われる。そう、彼らはヘッジもクソもなく「ライブドア」にぶっ込んでいたのだ。
マザーズ銘柄は(少なくとも当時においては)、機関投資家が手を出すのを躊躇するような鉄火場であった。そして、堀江という一人の人間を盲目的に信奉する信者とも言い得る人々が、一様に渦に巻き込まれ、そして「喰われて」行ったのだ。
さて、私のかつての宿敵R30さんは横において。
冒頭で触れたらくからちゃさん。彼がブログ世界に燦然と登場して、そのスターダムに上り詰めた(ている)原風景はこちらの記事。
ゆとりずむー99%減資とは何か?
この記事についたブックマーク数なんと1,125個。なんてこったい!昨今流行りのプロブロガーたち(互助会とかで10個くらい)のエントリは論外として、下記のような炎上解説(読んでいないから知らない)エントリすらをも凌駕する。
MistiRoomーキングコング西野の件は「炎上」では足りない
らくからちゃさんの記事は硬派会計本格モノだよ。その内容でオーバー1,000。なんという破壊力であろうか。最近ではこんな記事も書いている。
ゆとりずむー東芝は『のれんの減損』で債務超過になって上場廃止になる?
ブックマーク数は少ないけど、やっぱり硬派会計本格モノ。というか、そもそも私にはブックマーク数なんて関係ない。自分の興味がある分野において、分からないことを分かりやすく書いてくれるのが嬉しいのだ。
そんなこんななツンデレでお終い。
(付記)
本エントリは「記事」と「エントリ」を明確に区分して書きました。