ケッコウ前から、見やすくてコンパクトにまとまっている日本近現代史年表を探していた。大学受験の参考書コーナーでも探した。見つからなかった。三ヶ月くらい前に、「おお、これはちょっと良いかも・・・」というブツを見つけて、本屋をメモしておいたのだが、その後、当該本屋を覗くと、覗く前に潰れていた。探していた年表は、どこかに消えた。
「買っておけば良かった!」と少し思ったのだけど、正直、「これぞ!俺の年表!」というものではなかったので、後悔していない。
で、今日、別件の本を購入に大きな書店を覗いて、文字通り目を皿にして、アッチの本をバラリと見て「ああ、ダメだ」、コッチの本をバサリとめくり「ああ、ダメだった」と、半ば、諦めかけてきたところで、平台に転がっていた本が目に付いた。誰かが棚から出して、平台に捨て置いたものらしい。
それが、こちら。
- 作者: 年鑑事典編集部
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2000/03/01
- メディア: 単行本
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この本が優れているのは(まだチラチラとしか読んでいないけど・・・)、一つには、月日で改行されていること。分り難いので、1933年(昭和8年)から引用してみると、
1.3 日本軍、山海関を占領
1.5 日本軍の「北満討匪」終わる
1.9 大島三原山で実践女学校生徒が投身自殺。以後自殺の名所となる
となっていること。これはとても見やすいです。で、なぜこの辺りを引用したかというと、
で触れた「畢生の大作」の第三部が刊行されたのです!そして、読み始めたところ、大島三原山の記述が!!
で、この年表本が優れていることの二つ目は、例えば「惑星ヒトラー氏 遂に政権を掌握す」(原文は旧字体)という見出しの当時の新聞記事が、少しではありますが、毎年(すなわち一年に一記事)、掲載されているのです。難しく語るとジャーナリズム?の姿勢というか「言葉」に込められた時代の雰囲気が少しわかります。
話が、グダグダになってきましたが、歴史関係の本を読むとき、手元に「年表」があると理解が深まると思います。