けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 2011年12月30日に何が書かれているか?

先日、辞書を読むことを書きましたね。
けろやん。メモ:Do you copy ?:辞書を読む冒険
今回は年表を読むことについて考えてみます。辞書と年表。いずれも必要に応じて引き読みするリファレンス本ですが、引いただけで読み捨ててしまうのはもったいないことです。そこで年表を読むことで生まれる楽しさを紹介していきたいと思います。

早わかり20世紀年表 (別冊朝日年鑑)

早わかり20世紀年表 (別冊朝日年鑑)

年表の類いはインターネット上のもの(たとえばWikipedia等)で用が足りるが、一覧性および通読可能性では書籍に軍配が上がる。ということで本書は通読する書籍。

大蔵省、紙巻きたばこの外箱に吸い過ぎ注意を表示することを決定

このように社会生活に密着した項目もあり、読むことで生まれる楽しみもある。大蔵省が決定したことに注意。ちなみに上記決定は1972年4月20日
本書は文字通り「20世紀年表」であり1999年(平成11年)で幕を閉じる。その後の年表が欲しいところである。と思ったところで本屋で見つけた。

年表 昭和・平成史 1926-2011 (岩波ブックレット)

年表 昭和・平成史 1926-2011 (岩波ブックレット)

昭和元年(1926年)から平成23年(2011年)までを網羅した年表。調べてみると、あらためて改元年の出来事には驚かされる。その後の社会環境に大きく影響する波乱が奇しくも発生するのだ。
実質的な昭和元年である昭和2年(1927年)と平成元年(1989年)の相似を考えてみることは興味深い。これが年表を読み解く醍醐味であろう。
さて、本書は東日本大震災が発生した平成23年(2011年)までの年表である。本書の末尾、すなわち12月30日の項を引用する。

東日本大震災の人的被害は死者1万5844人、行方不明者3451人。避難者は12月15日現在33万4786人。

−−−
年表は記録に過ぎないかもしれません。記録なんかなくても消せない記憶もあるでしょう。
しかし記録があることによって記憶がよみがえることもあると思います。さらに記録から想像力を広げることも大切なことだと思います。

(参考)
けろやん。メモ:慶長16年の遣欧使節団:記録することでよみがえる記憶もある。
過去に書いたものです。読んで頂けると嬉しいですが、前半部分はくだらないことを書き散らかしてしまっています。本題は「朝日新聞2013年6月19日付夕刊より引用。」からです。
Wikipedia:西暦1927年(昭和2年)
Wikipedia:西暦1989年(平成元年)
私は記録に残る選手になるより記憶に残る選手になりたい
村上さんのところ:大人になっても歴史は必要?