物語でも受け止め方は人それぞれだと思うけれども、それが詩となると人の数だけ無数に存在するよね。
あるいは、その人がそのとき思ったことが、つぎのときには全く異なったものになることだってあると思う。
さっき歩きながら、「つぎのとき」が訪れた。
歌詞を見てみよう。
ドブネズミみたいに美しくなりたい
写真には写らない美しさがあるから
もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
そんな時はどうか愛の意味を知ってください
ドブネズミみたいに誰よりもやさしい
ドブネズミみたいに何よりもあたたかく
もしも僕がいつか君と出会い話し合うなら
そんな時はどうか愛の意味を知ってください
愛じゃなくても恋じゃなくても君を離しはしない
決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ(太字化は引用者)
太字化部分。
「話し合う」ときが来たら「愛の意味を知ってください」。
キミを愛してる!とかアイラブユー!じゃないんだよね*1。
この辺のずらしのセンスには常々胸を打たれていたんだけど・・・。
これ、ひょっとして女性に対してだけじゃなくて、男に対しても訴えているんじゃないのかな?
「愛じゃなくても恋じゃなくても」。
男女の別け隔てなく、
決して負けない強い力を僕は一つだけ持つ
僕の持っている強い力をみなさんどうぞ!って。
(本稿以上)