けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 星をください、本当に!:その1

最後の夏休みを取って、友人と八ヶ岳に行ってきました。8月31日(金)から9月1日(土)にかけての一泊二日。9時過ぎ茅野駅に着いて、バス乗り場にヒョイヒョイと向かって、チケットを買おうとしたら、「次のバスは10時20分だよ!」と言われて、「ええ!!9時半にありませんでしたか?」とビックリして聞き返すと、8月26日までで終了とのことでがっくり*1

最初から躓いてしまい友人に迷惑をかけてしまいました。結局、タクシーで向かうことにして*2、えらいおしゃべり好きな女性運転手と「風林火山」の話なんかをしながら、美濃戸口に到着。

美濃戸口に到着すると小雨が降っていて、雨具を着用しての登行開始。雨具着用しての行動は、とても久しぶりで、汗と水滴が滝のように流れ、雨具の中は蒸れて、結構苦しかったな。しかし、夏真っ盛りに来た時よりは、気温が低くて逆に楽だったかもしれません。

ガスの中、行者小屋に到着。天幕場に唯の一つもテントが張っていないという始めてみる光景に、別世界にやって来たような気持ちになりました。ガスで眼前に大きく広がる山塊も全く見えず、友人は、本当に山があるのだろうか?と驚いたのではないかな。

何はともあれ、カラッポの天幕場のベストポジションにテントを設営しました。

今回は、友人と二人なので一人で使う緑色のテントではなく、大き目の青色のテントです。設営し終わった時は、汗で濡れたシャツが身体に張り付いて、そこへ冷たいガス混じりの風が吹きつけて来て、歯がガチガチ鳴るほど寒かった。

天幕場で、「山姿の見えない白いガス世界に居ても仕方がないなあ!」、「寒いし風呂にでも入りたいものだ」ということで、赤岳鉱泉に向かい一風呂浴びたら、寒さが骨から抜けて気持ちの良いことったら!

赤岳鉱泉周辺では、何組かのパーティーが居て、行者小屋近辺より賑わっていたけれども、賑わいも枯れ木の山の賑わいにはほど遠かった。行者小屋に戻り、早めの夕食を食べて、冷たい山の水で作ったウイスキー水割りを飲みながら、翌日の計画を確認しました。

寒くなったので、沸かした紅茶にウイスキーを投入して、暖かいコップを両手で包みながら、天幕場をぶらぶら。

水墨画のような景色が広がっていました。そんな中、人の声らしきものが時々聞こえます。友人と話しながら、私はなんだろうかな?と首をかしげていたものですが、ガスの中から人がヒョイっと出てきて、「こんにちは」と言われてビックリ。設営したテントの下に幕営している人がいたのです。ガスに隠れて、まったく気が付きませんでした。

眠る前に行者小屋の写真を撮りました。宿泊客は居ないようで、ひっそりと闇の中に佇んでいる姿が寂しそうでした。

*1:土、日は、まだしばらく運行している。

*2:5千円くらいだった。