戦争マーケターな私は、弁当軍の構成を考えてみた。親分は、id:finalventであり、余人をもって代え難し、であろう。彼が弁当だからだけではない。そのブログ世界への影響力はもとより、その精神的支柱としての力には、計り知れないものがあるからだ。日の丸弁当の梅干。
次に、軍の切込隊長を誰にするか?軍において、先鋒たる切込者は、生半な人物では務まらない役目である。そこに求められる性格は、親分に対する忠誠心、ではない。過剰気味の自己愛である。何故か?敵陣に切り込む危険な役故である。彼の地において、己が頼む便は、すなわち他者への心ではなく、自己に注ぎ込む溢れんばかりの愛情なのだ。
さて、それを考えると、まさにこいつという奴がいる。noon75である。異国で育ったが故の喪失感を中上健次のそれに重ねて、日々もだえ苦しみ悶々としている人物だ。しかし、当方からみれば、「苦しむ俺とは、なんて美しいものだらうか!」と神田川の水面に映る我が身に、嘆息しているようにしか見えない。だが、それがいい。
中上の愛読者である私には、もちろん、腹ただしい自己投影であり、非常に迷惑千万なことでもあるが、それはこの際、横丁に置いておこう。
彼を手っ取り早く知るには、以下を読めばよかろうか?
故郷を持たない日本語を喋る外人である私にも祖先というものはいる。
いい味が出ている。
グウの音も出ない。
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で、なぜ、こんなトコを覗いたかというと、過去の因縁からであることは否定しない。しかし、彼が過去に村上春樹らの訳業について、批判を行っていたことを忘れていないからでもある。すなわち、チャンドラーのかの名作を村上が訳したことについて、なんか書いてないかなあ?と思い覗いたことも理由だ。
もしnoon75が、「村上のある種のステータスへの希求が、とうとうここまで来てしまったのだ!」、あるいは、「なんて人を馬鹿にしたチャンドラーだろうか、嗚呼!」というようなことを書いていたら、私は「ハゲドウ、ハゲドウ!グッジョブ、グッジョブ!」叫んだと思う。[あれはひどい]。
<参考>
■http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20061019/1161255345
■http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20061021/1161391996