finalvent氏が、日経春秋を元ネタにバブル考察を書かれている。
ホリエモンとかだとどうなんだろう。バブルというのはそれなりに各人生に傷を残しているので、あのあたりからもう傷はないのか。
バブルの一番重要なことは実は庶民にはあまり影響がなかったということ。もちろん、まったく影響がないわけではないあたりがいかにも庶民的だったり、不動産関係で馬鹿なカネをもらって破滅したりとかはある。
もし、彼がバブルを体感していたならば、ライブドア列車は転覆脱線することもなかったと思う。また、堀江の側近、例えば宮内は、どっぷりとバブル体感世代という括りに入る。しかし、ライブドア事件関連本を読む限りにおいては、彼らは、finalvent氏言うところの「庶民」として、バブルを外から見ていたことが推察される。すなわち、体感していなかったと。
さて、上記エントリに続く形で、極東ブログでもバブルについての断章が更新されている。
最後の一節、
バブルが終わってしばらくしてオウム事件の時代になった。
finalvent氏は触れていないが、阪神・淡路大震災も同時期である。しかし、人為的に引き起こされたオウム事件。考えてみれば、彼らは、バブルの渦中において、世間から隔絶された環境下で生活していたのだなあ。*1
上記、極東ブログにおけるコメント欄が興味深い。
最近局所的に流行ってるプチバブルとかは、基本的に「昔のバブルの大衆化」でしょ。
上記は、ハナ毛というふざけた名前の人物が、常軌を逸して連投したコメントの一つである。しかし、変な名前、行為を捨象して接してみると、「バブルの大衆化」という言葉には、心を打たれた。そして、限定付きではあるが賛成する。*2
80年代後半からのバブルが、finalvent氏言うところ「庶民にはあまり影響がなかった」という”隔絶されたバブル”あるのに対して、現在のバブル*3は、人々の身近に転がっていることが怖ろしく感じる。
と、真面目に書いたのは、先ごろ、怪異なる状況を目撃したからである。それについては、いずれ。
追記、17:34
怪異なる状況というのは、ネットでのことではなく、現実の世界において、私が目撃した状況のことです。誤解があるやもしれぬので、書いておこう。さて、魚出汁も取れたし、美味しいラーメンを作って、食べよう。