携帯電話サービスが大混乱しているようだ。
うむ、さっぱり分らない。そもそも、私が携帯のヘビーなユーザーではないからなのだろうけれども、ソフトバンクの料金設定は、チンプンカンプン、理解したくても出来そうもない。私見であるが、本当に分るのは、契約してから何ヶ月か経過して、前期比と比べて、「ああ、得したなあ!」、「あれ、損しているぞ!」と、契約ユーザーが身体で学ばなければ、ラチが開かない状態なのではないか?
その性向について、ネット世界有数の空手バカ一代たるBigBang氏が、相変わらず丹念な分析を披露している。
しかし、これを読んでも複雑さの根本理解にはほど遠い。それほどまでに複雑な仕組みであるように思われる。で、結局、この複雑さを理解して、ソフトバンクモバイルに乗り換える現状なのかな?と思う私なのだが、
一部業務の再停止について、ソフトバンクは、店頭などに、前日に引き続いて契約切り替えの希望者が殺到し、同社の顧客情報システムの処理能力を超えたためとしている。
この状況を鑑みるに、
たった1エントリを書いただけで450以上(!)もの驚異的な数のはてなブックマークをされている
という評価を得ている、松永氏の「絵文録ことのは」の下記記事が、事態を予測していたように思う。
そして、人口的には、ネットエキスパート=ネット族より、ケータイ族の方がはるかに多い。10代〜20代前半の女性のかなりの割合、そして高年齢層の女性はケータイ族である。おばあちゃんが孫とケータイでメールのやりとりをしているという姿も見られる。こういった人たちは、PCと縁がない。
やや、人々を見下している文言ではあるものの、混乱の実体はこのあたりにあるのではないかと思う。すなわち、
ソフトバンクの新聞広告を持ち出して、「0円の表記と、孫社長の名前は大きく書いてあるが、大切な条件が小さく書いてある。ソフトバンクモバイルに移動したが、請求書を見て、こんなはずじゃなかったという人が増えることが心配。こういう出し方はフェアなのかどうか」などと語った。
といライバル会社社長さんが、語る背景には、上記引用の松永氏のエントリの結語である
だから、ウェブ族の頭で便利なものをケータイ族に押しつけようとしてもダメなのである。ネットはネット、ケータイはケータイなのだ。
という表題どおり、「ケータイ文化圏とネット文化圏の深い溝」が、横たわっていると思う、ほとんどケータイ電話が鳴らない私は僻みながら思うのである。