けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

東野圭吾「学生街の殺人」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>学生街の殺人 (講談社文庫)作者:東野 圭吾講談社Amazon最初期の東野作品。東野氏は「百夜行」あたりから社会派に舵を切ったと思っているが、当時の作品は本格テイストにあふれている。密室にミッシングリンク。そして、本作品は社…

池上彰×佐藤優「激動 日本左翼史」(講談社現代新書)

<Twitterへの投稿の転載>激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972 (講談社現代新書)作者:池上彰,佐藤優講談社Amazon日本共産党、日本社会党などの綱領の引用が多く読みにくい本だった。さておき60年代半ば頃までは、一般市民の支持を受けてい…

歌野晶午「死体を買う男」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>死体を買う男 (講談社文庫)作者:歌野晶午講談社Amazon作中作ミステリ。昭和初期を舞台に江戸川乱歩と萩原朔太郎が携わる推理譚。ちょっと展開が遅く欲求不満になった前半ですが、見事な怒涛が待ち受けています。二転三転というわけ…

麻耶雄嵩「名探偵 木更津悠也」(カッパ・ノベルス)

<Twitterへの投稿の転載>名探偵 木更津悠也 (光文社文庫)作者:麻耶 雄嵩光文社Amazon短編集。ライトすぎて自分にはちょっと合わなかったかな・・・。ただ収録の「交換殺人」。論理的解決に至る可能性の洗い出しが見事で、また「そうくるか!」な真相も良か…

J・P・ホーガン「星を継ぐもの」(創元SF文庫)

<Twitterへの投稿の転載>星を継ぐもの 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫)作者:ジェイムズ・P・ホーガン東京創元社Amazon先日のSF祭りでグランプリに輝いた作品。月面で五万年前のものと思われる死体が発見された。彼の正体は何か?くぅ!おもしろかっ…

真夏への扉:SFを楽しもう!

Twitter発のSFランキングがはてなトップに飛び火して大賑わい。 www.orehero.nethttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.orehero.net/entry/bestsfつくづくみんなSFが大好きなんだなあ。同じ人が以前、同様のミステリのランキングを作成していたんだけど、その…

Twitterへのアウト&インetc.

<Twitterへの投稿の転載>Twitterの不具合報告が相次いでいますね。私は大丈夫なのですが、その理由として、不具合が発生する前にログアウト&ログインしたからかもしれません。どなたかの参考になればと思います。(追記)そういう問題ではなかったみたい…

垣根涼介「サウダージ」(文春文庫)

<Twitterへの投稿の転載>垣根涼介「サウダージ」#読了サウダージ ヒートアイランド3 (文春文庫)作者:垣根 涼介文藝春秋Amazon裏金強奪のプロたちが、小気味よく活躍するシリーズ三作目。今回は強奪場面は少し横に置かれて、対象的な二組の男女の行く末に…

ユリイカ「総特集:大江健三郎」(青土社)

<Twitterへの投稿の転載>購入しました。ユリイカ 2023年7月臨時増刊号 総特集◎大江健三郎 ―1935-2023―作者:工藤庸子,尾崎真理子青土社Amazonユリイカ「総特集:大江健三郎」。二段組661ページ、厚さ3センチ、重量約1キログラムとなっておりマス。読み…

綾辻行人「黒猫館の殺人」(講談社文庫)

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 館シリーズ (講談社文庫)作者:綾辻行人講談社Amazon気宇壮大な館モノ。途中で「だいたいわかったぞ!」と思ったのですが、その上を行ってしまい、ただただ呆然と見送るしかありませんでした。自分は論理の組み立てで真相を追求す…

梓崎優「叫びと祈り」(創元推理文庫)

叫びと祈り作者:梓崎 優東京創元社Amazon梓崎優「叫びと祈り」#読了砂漠の砂塵の中で、あるいはアマゾンの奥地で起こる殺人事件。特殊設定モノではないが、きわめて特殊設定に近いミステリ集です。それにしても、見事なホワイダニット!<Twitterへの投稿の…

わたしはおはぎ。

あなたはおはぎ。奥ゆかしい人。一歩下がって付いていく”ザ日本人”タイプ。さりげない気配りが上手。ちょっと地味。みたらし団子の人と相性がいい#あなたを和菓子に例えたら4ndan.com いいことばかり書いてあるようだけど、けっこう当たっているなあ・・・。

ザ・ブルーハーツ「リンダリンダ」

物語でも受け止め方は人それぞれだと思うけれども、それが詩となると人の数だけ無数に存在するよね。あるいは、その人がそのとき思ったことが、つぎのときには全く異なったものになることだってあると思う。さっき歩きながら、「つぎのとき」が訪れた。ザ・…

村上春樹「街とその不確かな壁」(新潮社)

こんにちは。みなさんは、すごい本を読んだ後に、恐ろしいほどの虚脱感に襲われることはありませんか?私の場合、夕木春央「方舟」がそうでした。そしてこのたび何とか脱することができました。村上春樹「街とその不確かな壁」。街とその不確かな壁作者:村上…

ネットから離れていました。

ネット空間に疲れてしまったということもあるのですが、なんとなくネットから遠ざかっていました。一時は、廃人になるほど楽しんでいたツイッターも見なくなって、廃人脱出が嬉しくもあり、寂しくもありました。最近になって久しぶりにネットに接するように…

クレンペラー/フィルハーモニー管弦楽団「ブラームス交響曲第1番」

Brahms: Symphonies & Overtures / Ein Deutsches Requiemアーティスト:オットー・クレンぺラーWarner Limited BoxAmazon盤影は、お買い得の全集盤。ブラームスの1番は、そのおどろおどろしいティンパニの連打に始まる。そして、その冒頭の連打こそが全体の…

ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ「ブラームス交響曲第二番」

ブラームス:交響曲全集アーティスト:王立アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団ユニバーサル ミュージックAmazonブラームス交響曲第二番。私が聴いている盤は、Amazonにはなかったので別の盤影を掲示。私のものは二番と三番をカップリングしたもの。付き…

京極夏彦、あれやこれや。

巷説百物語 「巷説百物語」シリーズ (角川文庫)作者:京極 夏彦KADOKAWAAmazon<Twitterへの投稿>京極夏彦「巷説百物語」#読み返し昨年末からの読書スランプが甚だしい。なんとか打開策を探していたところ、流々とした京極夏彦の文体に立ち戻ることにしまし…

レッド・ツェッペリン『レッド・ツェッペリン III』

レッド・ツェッペリンⅢ<2014リマスター/スタンダード・エディション>アーティスト:レッド・ツェッペリンワーナーミュージックジャパンAmazon1970年10月5日発売。ツェッペリンのオリジナル・アルバムの中で、もっとも売上枚数の少ないアルバム。アコースティック…

船戸与一「山猫の夏」(講談社文庫)

山猫の夏 【新装版】 南米3部 (講談社文庫)作者:船戸与一講談社Amazonビルドゥングス・ロマン。贅沢な二部構成で語られる。魅力的な登場人物が、殺されるたびに補充され感情移入すること間違いなし。5段階評価で6。大当たり。

ローリング・ストーンズ『レット・イット・ブリード』

レット・イット・ブリード (SHM-CD)アーティスト:ザ・ローリング・ストーンズユニバーサルAmazonストーンズの最高傑作との呼び声の高いアルバム。1969年発表私にとっても愛聴盤の一枚。とはいえちょくちょく聴くわけではなく、何か特別なことがあったときに…

ショルティ/シカゴ交響楽団「ベートーベン交響曲第3番「英雄」」

ベートーヴェン:交響曲第1番&第3番「英雄」アーティスト:サー・ゲオルグ・ショルティユニバーサル ミュージックAmazonスポーティーなエロイカ。金管が割れずに響き渡るのが気持ちいい。kerodon.hatenadiary.orgカラヤン指揮。 www.youtube.com

THE BLUE HEARTS『THE BLUE HEARTS』

実家にての正月恒例の家族の集まり。一人の兄一家が来訪。とても楽しかったんだけど、えらく疲れた。人恋しいくせに、人との集まりとかには疲れてしまう。まあ、いまさら変えることはできないだろうな。THE BLUE HEARTSアーティスト:THE BLUE HEARTSメルダッ…

ヴァント/NHK交響楽団「ブルックナー交響曲第8番」

あけましておめでとうございます。新年の音楽はこちらから。N響85周年記念シリーズ:シューベルト、ブルックナー/ヴァント (NHK Symphony Orchestra, Tokyo) [2CD]アーティスト:NHK交響楽団King InternationalAmazonYouTubeにもブルックナーの8番があった。w…

2022年のブログ遍歴。

今年の3月29日に2年ぶりにブログを更新した。kerodon.hatenadiary.orgピンボケの桜が一発目・・・。当時、お世話になった人が、癌治療で入院していたので、きれいな写真でも集めて見てもらおうと思ったのが始まり。その彼女もほどなく他界されてしまったの…

「ゲーテ格言集」(新潮文庫)

ゲーテ格言集 (新潮文庫)作者:ゲーテ新潮社Amazon<ツイッターへの投稿>「ゲーテ格言集」#読了 きみたちが生活を生み出すのではない。 生活がまず生活を与えねばならない。 すべては生活から始まるということ、あるいは、人間の根本に生活があるということ…

包丁研ぎ。

甥っ子に包丁の研ぎ方を教えてあげた。

棲家が探偵事務所。

こちらの記事を読んだ。goldhead.hatenablog.com私の棲家の近所でも、打ちこわしをよく見かけるようになった。ずいぶんと歴史のある(古い)建物だった。ーーー私の棲家の足元もよそ事ではない。マンションの共用部分の改修工事。ハードボイルドな探偵事務所…

武田友紀「「繊細さん」の本」(飛鳥新社)

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本作者:武田友紀飛鳥新社Amazon読了日:2022年12月20日(火) 読書経緯:所蔵 書誌情報:2018年8月15日 第1刷発行ちょっとした音や人の仕草などが気になる人の生き方を提案する本。さまざまな提…

中川右介「第九」(幻冬舎新書)

第九 ベートーヴェン最大の交響曲の神話 (幻冬舎新書)作者:中川 右介幻冬舎Amazon読み返しているところ。おおっ!書いてあった。kerodon.hatenadiary.orgーーーkerodon.hatenadiary.org