けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

夏の終わり?

一昨日くらいから、朝晩と涼しくなってきた。

三谷宏治「戦略読書」(日経ビジネス人文庫)

<Twitterへの投稿の転載>戦略読書 増補版作者:三谷 宏治日経BP 日本経済新聞出版本部Amazon表紙がステキ。口絵がスゴイ。 本の読み方とブックガイド。筆者はコンサルティングの人なんだけど、専門書に偏らず、SFや自然科学の本の紹介にも余念がない。人と…

ブックオフで買いますた!

よくわからない。 編集からのお願いなんですが著者に直接「図書館で借りた/ブックオフで買っておもしろかった」と伝えるのはやめてください - Togetter いや、興味が薄いのであんまり呼んでいないんだけど。編集の人がなんでこういうことを訴えるのだろう? …

我孫子武丸「8の殺人」「0の殺人」「メビウスの殺人」(いずれも講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載> どーん!と三連投したのをまとめたよ。我孫子武丸「8の殺人」(講談社文庫)新装版 8の殺人 (講談社文庫)作者:我孫子武丸講談社Amazon通称8の字屋敷で発生した殺人事件(館モノですな)の真相に挑むのは、警部補を筆頭とする三…

愛着について。

悲しいことがあっても、愛着を大切にしなければいけないな。

沢木耕太郎「テロルの決算」(文春文庫)

<Twitterへの投稿の転載:関連エントリあり>テロルの決算作者:沢木耕太郎文藝春秋Amazon1960年。山口二矢が浅沼稲次郎を刺殺するというテロが勃発する。筆者は、両者の生い立ちをさかのぼり提示した後、テロの模様を描写する。浅沼の来歴を読むと戦前戦後…

宮本輝「星々の悲しみ」(文春文庫)

<Twitterへの投稿の転載:関連エントリあり>星々の悲しみ (1984年) (文春文庫)文藝春秋Amazon再読。初読は16歳。初読以来、読み返したくてもできなかった。自身の思春期に受けた衝撃がわりと大きくて、手に取れなかったのだ。予備校生たちの青春群像。ほろ…

梅棹忠夫他「私の履歴書~知の越境者」(日経ビジネス人文庫)

<Twitterへの投稿の転載>日経新聞の名物連載「私の履歴書」。本書は白川静氏を始めとする学際的な研究者たちの履歴書。感銘を受けたのは梅棹忠夫氏。いわずと知れたフィールドワークの先駆者であり、その辺境でのワークは眩しい。若い人たちに読んでほしい…

高田崇史「QED~龍馬暗殺」(講談社ノベルス)

<Twitterへの投稿の転載>QED〈龍馬暗殺〉 (講談社文庫)作者:高田 崇史講談社Amazon現代の事件と歴史推理が織りなすミステリ。前者は、四国の奥地の村が隔絶される中、殺人事件が発生する。後者は、坂本龍馬暗殺の黒幕を探るというもの。現代編は、独立させ…

裸の日記帳。

Twitterは楽しいのだけれど、どうも(短文投稿ということで)ハードルが低くて飽き足りない。そこで、伝家の宝刀たるブログを書こうと努力している今日このごろである。さて、ブログを書くならば、まずはネタを拾ってこよう。そこで登場するのがはてなトップ…

高田崇史「QED~鎌倉の闇」(講談社ノベルス)

<Twitterへの投稿の転載>QED~ventus~〈鎌倉の闇〉 (講談社文庫)作者:高田 崇史講談社Amazon民族学的蘊蓄と現代の事件が並行するQEDシリーズ。事件はいらないから蘊蓄を突き詰めてくれ!と思うこともあるが、本作品は両者の繋がりが濃く、鏡のようになって…

だめ。

ブログが書けない。

京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」(講談社ノベルス)

<Twitterへの投稿の転載>陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)作者:京極 夏彦講談社Amazon鳥の剥製で覆われた通称「鳥の城」。その当主のもとに女性が嫁ぐたびに、彼女たちは殺されていく。京極堂の憑き物落としはいかに発揮されるのか?不調…

京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」拾遺。

メモ。 陰摩羅鬼の瑕。いま読み返しています。ドタバタが控えられて、落ち着いた印象があります。 と書き込みをしたら、的確かつ素敵な返信があった。 わかります!いつものがオーケストラのための賑やかな交響曲だとしたら陰摩羅鬼はピアノのための静かな小…

蘇部健一「六枚のとんかつ」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>六枚のとんかつ (講談社文庫)作者:蘇部健一講談社Amazonジャンルは言わずとしれた六とん。でも軽妙なやり取りやどんでん返し(褒めすぎ?)は楽しい。それは「九マイルは遠すぎる」を彷彿とさせる(褒めすぎ!)。某ミステリ作家が…

邂逅

メモ。京極夏彦「鵼の碑」。9/14(木)発売。2023年7月31日21時00分をもちまして情報解禁となりました。タイトルが予告されて以来、ここまで待ち望まれ続けた小説も稀有ではないでしょうか。百鬼夜行シリーズ最新作にして京極夏彦さん17年ぶりとなる書き下ろ…

飽和。

七月末日。正直、冷房に飽きてきた。

積読本を読んでいる。

積読本を積極的に片し始めてしばらくになる。私の定義する積読本。一つはまっさらで読んでいない本。もう一つは、読んだことあるけど再読(あるいは再再読など)しようと思っている本。とにかく読んだ、読んだ、読んでいる。その結果。幸福度が高くなった。…

大沢在昌「闇先案内人」(文藝春秋)

<Twitterへの投稿の転載>闇先案内人作者:大沢 在昌文藝春秋Amazonよんどころない事情を抱えた逃亡者を助ける”逃し屋”チーム。弱みを握られた彼らは、国際謀略に巻き込まれる。以前読んだ時は「シリーズ化をタノム!」とワクワクしたんだけど、今回は錯綜す…

有栖川有栖「月光ゲーム」「双頭の悪魔」(創元推理文庫)

<Twitterへの投稿の転載>#ミステリ二作目問題 有栖川有栖「月光ゲーム」まずは、ミステリ研究会物つながりで。 そして、「十角館の殺人」が一発の仰天物であるのに対して、「月光ゲーム」手がかりに対して、緻密な論理を展開する正反対の作風だから。どっ…

俳人ならぬ廃人か・・・。

あとで消すかも。 ーーー Twitter廃人になっている。「ブログこそ王道で、短文投稿サイトであるTwitterなんて邪道極まりない!」と意気軒昂だったのに、どうも取り込まれてしまったようだ。ところで、王道たるブログで自分が何を書いてきたかというと、やた…

櫻田智也「蝉かえる」(創元推理文庫)

<Twitterへの投稿の転載>蝉かえる サーチライトと誘蛾灯 (創元推理文庫)作者:櫻田 智也東京創元社Amazon連作短編集。「ホタル計画」が秀逸。聡明なバッタ少年とオダマンナ斎藤氏の間で交わされる真摯な会話に身が引き締まる。 真摯な対話は、双方の心のな…

西村京太郎「名探偵なんか怖くない」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>新版 名探偵なんか怖くない (講談社文庫)作者:西村京太郎講談社Amazon富豪が計画した三億円事件の再現に、名探偵たちが臨む。クイーン、ポワロ、メグレ、明智の四人。真犯人は名探偵たちの「老い」を利用したトリックで手玉に取る…

東野圭吾「学生街の殺人」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>学生街の殺人 (講談社文庫)作者:東野 圭吾講談社Amazon最初期の東野作品。東野氏は「百夜行」あたりから社会派に舵を切ったと思っているが、当時の作品は本格テイストにあふれている。密室にミッシングリンク。そして、本作品は社…

池上彰×佐藤優「激動 日本左翼史」(講談社現代新書)

<Twitterへの投稿の転載>激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972 (講談社現代新書)作者:池上彰,佐藤優講談社Amazon日本共産党、日本社会党などの綱領の引用が多く読みにくい本だった。さておき60年代半ば頃までは、一般市民の支持を受けてい…

歌野晶午「死体を買う男」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>死体を買う男 (講談社文庫)作者:歌野晶午講談社Amazon作中作ミステリ。昭和初期を舞台に江戸川乱歩と萩原朔太郎が携わる推理譚。ちょっと展開が遅く欲求不満になった前半ですが、見事な怒涛が待ち受けています。二転三転というわけ…

麻耶雄嵩「名探偵 木更津悠也」(カッパ・ノベルス)

<Twitterへの投稿の転載>名探偵 木更津悠也 (光文社文庫)作者:麻耶 雄嵩光文社Amazon短編集。ライトすぎて自分にはちょっと合わなかったかな・・・。ただ収録の「交換殺人」。論理的解決に至る可能性の洗い出しが見事で、また「そうくるか!」な真相も良か…

J・P・ホーガン「星を継ぐもの」(創元SF文庫)

<Twitterへの投稿の転載>星を継ぐもの 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫)作者:ジェイムズ・P・ホーガン東京創元社Amazon先日のSF祭りでグランプリに輝いた作品。月面で五万年前のものと思われる死体が発見された。彼の正体は何か?くぅ!おもしろかっ…

真夏への扉:SFを楽しもう!

Twitter発のSFランキングがはてなトップに飛び火して大賑わい。 www.orehero.nethttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.orehero.net/entry/bestsfつくづくみんなSFが大好きなんだなあ。同じ人が以前、同様のミステリのランキングを作成していたんだけど、その…

Twitterへのアウト&インetc.

<Twitterへの投稿の転載>Twitterの不具合報告が相次いでいますね。私は大丈夫なのですが、その理由として、不具合が発生する前にログアウト&ログインしたからかもしれません。どなたかの参考になればと思います。(追記)そういう問題ではなかったみたい…