けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

2023-01-01から1年間の記事一覧

だめ。

ブログが書けない。

京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」(講談社ノベルス)

<Twitterへの投稿の転載>陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)作者:京極 夏彦講談社Amazon鳥の剥製で覆われた通称「鳥の城」。その当主のもとに女性が嫁ぐたびに、彼女たちは殺されていく。京極堂の憑き物落としはいかに発揮されるのか?不調…

京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」拾遺。

メモ。 陰摩羅鬼の瑕。いま読み返しています。ドタバタが控えられて、落ち着いた印象があります。 と書き込みをしたら、的確かつ素敵な返信があった。 わかります!いつものがオーケストラのための賑やかな交響曲だとしたら陰摩羅鬼はピアノのための静かな小…

蘇部健一「六枚のとんかつ」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>六枚のとんかつ (講談社文庫)作者:蘇部健一講談社Amazonジャンルは言わずとしれた六とん。でも軽妙なやり取りやどんでん返し(褒めすぎ?)は楽しい。それは「九マイルは遠すぎる」を彷彿とさせる(褒めすぎ!)。某ミステリ作家が…

邂逅

メモ。京極夏彦「鵼の碑」。9/14(木)発売。2023年7月31日21時00分をもちまして情報解禁となりました。タイトルが予告されて以来、ここまで待ち望まれ続けた小説も稀有ではないでしょうか。百鬼夜行シリーズ最新作にして京極夏彦さん17年ぶりとなる書き下ろ…

飽和。

七月末日。正直、冷房に飽きてきた。

積読本を読んでいる。

積読本を積極的に片し始めてしばらくになる。私の定義する積読本。一つはまっさらで読んでいない本。もう一つは、読んだことあるけど再読(あるいは再再読など)しようと思っている本。とにかく読んだ、読んだ、読んでいる。その結果。幸福度が高くなった。…

大沢在昌「闇先案内人」(文藝春秋)

<Twitterへの投稿の転載>闇先案内人作者:大沢 在昌文藝春秋Amazonよんどころない事情を抱えた逃亡者を助ける”逃し屋”チーム。弱みを握られた彼らは、国際謀略に巻き込まれる。以前読んだ時は「シリーズ化をタノム!」とワクワクしたんだけど、今回は錯綜す…

有栖川有栖「月光ゲーム」「双頭の悪魔」(創元推理文庫)

<Twitterへの投稿の転載>#ミステリ二作目問題 有栖川有栖「月光ゲーム」まずは、ミステリ研究会物つながりで。 そして、「十角館の殺人」が一発の仰天物であるのに対して、「月光ゲーム」手がかりに対して、緻密な論理を展開する正反対の作風だから。どっ…

俳人ならぬ廃人か・・・。

あとで消すかも。 ーーー Twitter廃人になっている。「ブログこそ王道で、短文投稿サイトであるTwitterなんて邪道極まりない!」と意気軒昂だったのに、どうも取り込まれてしまったようだ。ところで、王道たるブログで自分が何を書いてきたかというと、やた…

櫻田智也「蝉かえる」(創元推理文庫)

<Twitterへの投稿の転載>蝉かえる サーチライトと誘蛾灯 (創元推理文庫)作者:櫻田 智也東京創元社Amazon連作短編集。「ホタル計画」が秀逸。聡明なバッタ少年とオダマンナ斎藤氏の間で交わされる真摯な会話に身が引き締まる。 真摯な対話は、双方の心のな…

西村京太郎「名探偵なんか怖くない」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>新版 名探偵なんか怖くない (講談社文庫)作者:西村京太郎講談社Amazon富豪が計画した三億円事件の再現に、名探偵たちが臨む。クイーン、ポワロ、メグレ、明智の四人。真犯人は名探偵たちの「老い」を利用したトリックで手玉に取る…

東野圭吾「学生街の殺人」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>学生街の殺人 (講談社文庫)作者:東野 圭吾講談社Amazon最初期の東野作品。東野氏は「百夜行」あたりから社会派に舵を切ったと思っているが、当時の作品は本格テイストにあふれている。密室にミッシングリンク。そして、本作品は社…

池上彰×佐藤優「激動 日本左翼史」(講談社現代新書)

<Twitterへの投稿の転載>激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972 (講談社現代新書)作者:池上彰,佐藤優講談社Amazon日本共産党、日本社会党などの綱領の引用が多く読みにくい本だった。さておき60年代半ば頃までは、一般市民の支持を受けてい…

歌野晶午「死体を買う男」(講談社文庫)

<Twitterへの投稿の転載>死体を買う男 (講談社文庫)作者:歌野晶午講談社Amazon作中作ミステリ。昭和初期を舞台に江戸川乱歩と萩原朔太郎が携わる推理譚。ちょっと展開が遅く欲求不満になった前半ですが、見事な怒涛が待ち受けています。二転三転というわけ…

麻耶雄嵩「名探偵 木更津悠也」(カッパ・ノベルス)

<Twitterへの投稿の転載>名探偵 木更津悠也 (光文社文庫)作者:麻耶 雄嵩光文社Amazon短編集。ライトすぎて自分にはちょっと合わなかったかな・・・。ただ収録の「交換殺人」。論理的解決に至る可能性の洗い出しが見事で、また「そうくるか!」な真相も良か…

J・P・ホーガン「星を継ぐもの」(創元SF文庫)

<Twitterへの投稿の転載>星を継ぐもの 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫)作者:ジェイムズ・P・ホーガン東京創元社Amazon先日のSF祭りでグランプリに輝いた作品。月面で五万年前のものと思われる死体が発見された。彼の正体は何か?くぅ!おもしろかっ…

真夏への扉:SFを楽しもう!

Twitter発のSFランキングがはてなトップに飛び火して大賑わい。 www.orehero.nethttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.orehero.net/entry/bestsfつくづくみんなSFが大好きなんだなあ。同じ人が以前、同様のミステリのランキングを作成していたんだけど、その…

Twitterへのアウト&インetc.

<Twitterへの投稿の転載>Twitterの不具合報告が相次いでいますね。私は大丈夫なのですが、その理由として、不具合が発生する前にログアウト&ログインしたからかもしれません。どなたかの参考になればと思います。(追記)そういう問題ではなかったみたい…

垣根涼介「サウダージ」(文春文庫)

<Twitterへの投稿の転載>垣根涼介「サウダージ」#読了サウダージ ヒートアイランド3 (文春文庫)作者:垣根 涼介文藝春秋Amazon裏金強奪のプロたちが、小気味よく活躍するシリーズ三作目。今回は強奪場面は少し横に置かれて、対象的な二組の男女の行く末に…

ユリイカ「総特集:大江健三郎」(青土社)

<Twitterへの投稿の転載>購入しました。ユリイカ 2023年7月臨時増刊号 総特集◎大江健三郎 ―1935-2023―作者:工藤庸子,尾崎真理子青土社Amazonユリイカ「総特集:大江健三郎」。二段組661ページ、厚さ3センチ、重量約1キログラムとなっておりマス。読み…

綾辻行人「黒猫館の殺人」(講談社文庫)

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 館シリーズ (講談社文庫)作者:綾辻行人講談社Amazon気宇壮大な館モノ。途中で「だいたいわかったぞ!」と思ったのですが、その上を行ってしまい、ただただ呆然と見送るしかありませんでした。自分は論理の組み立てで真相を追求す…

梓崎優「叫びと祈り」(創元推理文庫)

叫びと祈り作者:梓崎 優東京創元社Amazon梓崎優「叫びと祈り」#読了砂漠の砂塵の中で、あるいはアマゾンの奥地で起こる殺人事件。特殊設定モノではないが、きわめて特殊設定に近いミステリ集です。それにしても、見事なホワイダニット!<Twitterへの投稿の…

わたしはおはぎ。

あなたはおはぎ。奥ゆかしい人。一歩下がって付いていく”ザ日本人”タイプ。さりげない気配りが上手。ちょっと地味。みたらし団子の人と相性がいい#あなたを和菓子に例えたら4ndan.com いいことばかり書いてあるようだけど、けっこう当たっているなあ・・・。

ザ・ブルーハーツ「リンダリンダ」

物語でも受け止め方は人それぞれだと思うけれども、それが詩となると人の数だけ無数に存在するよね。あるいは、その人がそのとき思ったことが、つぎのときには全く異なったものになることだってあると思う。さっき歩きながら、「つぎのとき」が訪れた。ザ・…

村上春樹「街とその不確かな壁」(新潮社)

こんにちは。みなさんは、すごい本を読んだ後に、恐ろしいほどの虚脱感に襲われることはありませんか?私の場合、夕木春央「方舟」がそうでした。そしてこのたび何とか脱することができました。村上春樹「街とその不確かな壁」。街とその不確かな壁作者:村上…

ネットから離れていました。

ネット空間に疲れてしまったということもあるのですが、なんとなくネットから遠ざかっていました。一時は、廃人になるほど楽しんでいたツイッターも見なくなって、廃人脱出が嬉しくもあり、寂しくもありました。最近になって久しぶりにネットに接するように…

クレンペラー/フィルハーモニー管弦楽団「ブラームス交響曲第1番」

Brahms: Symphonies & Overtures / Ein Deutsches Requiemアーティスト:オットー・クレンぺラーWarner Limited BoxAmazon盤影は、お買い得の全集盤。ブラームスの1番は、そのおどろおどろしいティンパニの連打に始まる。そして、その冒頭の連打こそが全体の…

ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウ「ブラームス交響曲第二番」

ブラームス:交響曲全集アーティスト:王立アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団ユニバーサル ミュージックAmazonブラームス交響曲第二番。私が聴いている盤は、Amazonにはなかったので別の盤影を掲示。私のものは二番と三番をカップリングしたもの。付き…

京極夏彦、あれやこれや。

巷説百物語 「巷説百物語」シリーズ (角川文庫)作者:京極 夏彦KADOKAWAAmazon<Twitterへの投稿>京極夏彦「巷説百物語」#読み返し昨年末からの読書スランプが甚だしい。なんとか打開策を探していたところ、流々とした京極夏彦の文体に立ち戻ることにしまし…