けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 「遠くの親類より近くの他人」に依存する人々について

2ちゃんねるに落ちていた言葉

他人がどんな友人を持っているかなんて普通はどうでもいいことだろうに。

これを書いた人は、おかしな人だと思う。人が「どんな友人を持っているか」。これは、「異常」な人ならまだしも、「普通」の人にとって、とても大切なことですよ。こういうことを書く人は、知人の域を超える友人という存在を本質的に体験しておらず、理解できないのじゃないかな?例えば、作家の安部譲二氏が、雑誌のエッセイで次のようなことを述べていました。

刑務所を出所した人間の再犯率が高い理由の一つに、刑務所内のネットワークが、塀の外に継続することがあげられる。本来、更生可能であった人間も塀内における人間関係の断絶がないことから、再犯の蓋然性が高い人間に影響されてしまう。

まあ、上記で引用した文章を記した人は、現実世界における社会性への視座を持っていない、あるいは、厳しい書き方ではありますが、現実世界における社会性が、絶対的に欠如している人間だと、私は考えざるを得ませんね。

もしかすると、この人、「遠くの親類より近くの他人」を座右の銘にしており、「俺は、お前の他人だけど、困っていたら助けてやる友人でもあるのだ!」と考えているのかな?そうだとすると、俺とお前の主客を転倒してみると、別の極相が見えてくるかもしれませんね。

そして、刑務所から出てきた人に、他人が近づいてくるのは、食い物にしてやろうというような動機がある、ということもよく言われることで。