しばらくブログの更新を中断しようと思った。
けろやん。メモ：啓蟄：穴から出る。*1
けろやん。メモ：荻原浩「花のさくら通り」：サヨナラの唄。
このあたりを書き捨てて中断しようと思った。
でも、はてなブックマーク「けろやん。覚書」に[a独り言]tagで書いたり、Tuitter「keroriyan」でぼそぼそ呟いたりしてた。
ん？これって「穴」から出てないじゃん。私が定義する「穴」。これすなわち電脳空間のこと。いやそうではなくて、電脳空間に「自ら発する言葉」を放り込むということ。ネット空間を浮遊するは「穴」の対象外。
言葉を放り込む手段（ツール）は選ばない。ブックマークやTuitterのつぶやきも、2ちゃんねるへの書き込みも同じパラダイム。ということで、ブックマークしたりTuitterしたりしてたら、ブログの更新をやめたにしても「穴から出ていない」ってことになってるじゃんって気がついた。
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さておき。
私は、自他ともに認めることだけど、熱しやすく冷めやすい人間。熱い人間なんだ。でも、悪く言えば、目移りばかりして飽きっぽくて、なにごとも長く続かなくってな人間*2。さらに悪く言えば、なにごとからも逃亡してしまう人間。現実逃避とか*3。
そんな私なんだけど、ブログの更新はずいぶん長く続けている（冷めやすな私としては）*4。もちろんブツ切りブツ切りではあるけど。長期にわたって更新しなかったときは物理的に更新不可能だったときとかかな？
私は口下手なので話すのが苦手。だから思ったことや考えたことを文字化するのが合ってると思う。文字あるいはログで他人と向き合う。
ちょっと文脈から離れるけど、自分の読みたい文章がないので自分で書いてしまおうと思ったりもする。これナルシストだ。なにしろ、自分の書いたエントリをモニター越しに読みながら、クスクス笑ってたりするんだぜ。近づきたくない人でしょ？
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しばらくブログの更新を中断しようと思った。
「ブログ脳」に頭が浸食されていたから。
けろやん。メモ：文章のコツではなく物語の熱情について。
上記エントリと被る部分もあるけれども、ブログ脳に至るまでのプロセス（私のブログの書き方ね）をたどってみた。
（１）ネタを探す
たぶん多くの人がここで苦労していると思うけど、私は常時３個くらいのネタを持っているので困らない。そして、新しいネタが瞬時に湧き出るので困らない。えらそうだけど。
（２）構成（書き順）
一筆書きなので苦労しない。書き終えてから、前後を入れ替えるという作業もほとんど行わない。これは、熱しやすいからだと思う。
（３）「ですます」調子
わりと苦労する。アクセス数や読者数（両者は似て非なるもの）が少ないので*5、苦労は徒労だと思いながら気にする。するする。自意識過剰だからだと思う。
（４）アップ（更新）する
ここに至りて、自分の吐きだした言葉が電脳（ネット）空間に放出される。コメント欄で、煽り荒らされる可能性が発生する。でも、これについてはあんまり困らない。というか、ある意味楽しく思ったりする*6。これ、ちょっと強がり入っている。
（５）アップ（更新）したあと
ここはこういう風に書けばよかった、あるいはタイトルをこうすればよかった、って振り返る。（アクセス数ではなく）読者数が少ないので、べつに振り返る必要はないと思うんだけど、振り返ってしまう。文章を精緻化しようと走り出す。
これこそが私を蝕む「ブログ脳」。おそろしいほどに書いたエントリを振り返ってしまう。ナルシストを超えてフェテッシュになっていると思う。なにしろ、外を歩きながらも「ああ、ここはこう書けばよかった・・・」とか考えてしまうし。
これは本当に恐ろしいことだと思った。
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まあ、誰しもが「穴の中」で何かを抱えてると思う。*7
*1:「啓蟄」は春になって虫たちが穴から出ることだけど、文字通り穴から出ること。本文でも書いたけど「穴」＝ネット空間、地表「現実空間」ということだね。
*2:Twitterを開始してすぐにやめちゃうとかがわかりやすい。
*3:これ自虐的におもしろおかしく書いているんじゃなくて、実際にそう思っている。なんとかしなくちゃとも思っている。
*4:調べたら2005年3月5日に初めてエントリを書いた。エキサイトブログで。へぇ１０年近く書いているんだ。再認識した。
*5:カウンターを設置していないので詳しくはわからないけど多分100/dayくらいかな？もっと少ないかな・・・？
*6:コメント欄は事後承認制にしているけど、コメントする人の意向がない限りすべて承認公開している。そもそもコメントが少ないし。身元がバレる等のコメントは承認しないつもり。だれも書かないけど。
*7:ここまで一筆書きで書いてきたけど、途中でクラッシュして書き治し。くっそー！というのもブログ脳かな？
