けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 長野に行った(1):迫って来る懸仏、そして落書。

まずクロマニヨンズのライブ会場がある長野市長野駅へ。長野県には何回も行ったことがあるのだけど*1長野市に入ったことは初めて。地図を開いてみると、新潟に接するくらいの北部に位置していた。

さて、朝十時前に駅に到着したので、宿と会場の場所の下見。会場はすぐに見つかった。デパートみたいなところの7階にあったので、危うく見落とすところだったけど大丈夫。
ホテル。チェックイン時間は夕方だったんだけど、「荷物だけでも置かせてよ!」と言おうとしたら、部屋に案内されて「もう入れますよ!」となり嬉しかった。ザックに防寒具がたくさん詰まっていて大変だったんだよね。
さて、御膝元なるホテルから天下の善光寺へ。宿からてくてく寺に向かう道は、石畳の道で気持ち良かった。あとから聞いたところによると1998年のオリンピックの時に整備されたんだってさ。
善光寺。日曜日ということもあって人がごった返していました。

観光寺(失礼)だと思っていたのだけど、門前は世俗にまみれていて(失礼)あんまり期待していなかった。でも院内はというと、これまた私も含めた俗人(失礼)が群れ集いていた。思った通りだ。
と思いながら内陣というところで、じっくりと仏像を眺めていると、宗教の大きさを感じて、なんだか取りこまれそうで怖ろしかった。
さておき、仏間にはだだっ広い畳敷きの間があり、煙草や飲食、あるいは寝っ転がりは駄目だろうけど自由にゆっくりできる。この「じっくりゆっくり」で宗教にアタリカケタんだと思うな。
善光寺名物のお戒檀巡りもやった。本当に真っ暗闇で鼻毛抜かれてもわからない。前の人とぶつかりまくった。こんな暗闇って生まれて初めての体験だ*2
さて、時間がまだまだあったので、日本忠霊殿という善光寺の史料館にも行ってみた。おや?いまパンフレットを見ると次のように書いてあった。

戊辰戦争から第二次世界大戦までの戦争で無くなった240万余柱の英霊を祀る日本忠霊殿があります。

このことについては、まったく気が付かなかった。
それにしてもこの史料館はすごかった。善光寺境内で一番印象に残った。懸仏っていうやつだ。


これらがたくさん展示されている。しかも間近で見れるんだ。手で触ることもできる。もちろん厳禁だから、私はやらなかったし、やってはいけないぞ。
懸仏って好きだ。堂にある仏像だとどうも背中がどうなっているのかが気になってしまうんだ。我ながらへんてこだけど。懸仏には裏がない。そして、なによりも平面から立体が造形されていること。これが私の心に響くんだよ。
さて、善光寺の門前をゆっくりと歩いた。さすが信州だ。蕎麦屋が軒を連ねていた。適当に入ったら、くそ不味かった。いや入った店が悪かっただけで、当地の蕎麦がすべて不味いわけではない、ということは他のエントリで書こう。
唐突にはてなトップとそれに対する私のブックマークコメント。

うどん派とそば派はどっちが優勢なの?
[comment]もともと米をとれない土地の貧しいところの必死な食い物だぜ。それなのに、蕎麦のグルメチック高級店がス・テ・キ・!とかなってる風潮が気に入らないよ。

本当にこれって大嫌い。あと寿司屋で「美味しいね」「美味しいー!」って言いながら食うカップル。寿司は立ち食い、譲ってカウンターでさっさと喰う物だと思っている。神楽坂の立ち食いの寿司屋は美味いぞー。
とこれは蛇足で、さらに蛇足を重ねると。

これ天下の善光寺の門前通りを一本入って2軒目くらいにあった。青背景の白抜きの字に注目。写ってなかったのが残念だけど「***許可申請手続き」の***が風俗店*3。びっくりしたよ。
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ス・テ・キ!とか風俗店とか横に逸れちゃったので、「落書き」について書くことができなかった。というか書くのを忘れていたので、こんど書いてみよう。

*1:一ヶ月の間に3回東京から往復した年もある。

*2:山の中とかも真っ暗だけど星の灯かりがある。

*3:だったと思う。