私は双極性障害*1という精神疾患を患っているのだけど*2、それは気分の上下(躁鬱)が極端に変動するというものだ。昨年のそれはめっきり鳴りを潜めて、はなはだ平穏な気分で暮らしていた。
ところが最近、どうも躁がすこし出てきたみたいなのだ。いまのところ派手な躁状態ではないので、危険人物になってはいないのだけど、症状や原因(と思われるもの)、そして対策をメモしておこう。
[症状]
気分がいい。ただし高揚しているというほどではない。同様に、視野が明るくなったようだが、いわゆる霧が晴れたようなという表現は当たらないように思う。
集中力が衰えている。なにかに手を付けると、他のことに目移りして、結局、なにかが疎かになってしまう。
睡眠欲求が反転した。これまで過眠につながっていた欲求が静まり、目が冴えた状態になっている。不眠というわけではなく、夜、布団に入るとすぐに眠ってしまう。なんだか健康そうだな。
浮遊感(ふわふわした感覚)。地に足がついておらず、恐る恐る歩くような感じだ。
他にもいくつか症状はあるんだけど、いちおう全世界に公開している場所なので、ここまでにしておこう。
[原因]
英語の原書で読みたい本があって、英語の学習を始めた。前述のように集中力がない状態なので、進捗は遅々としたものなんだけど、単語を覚えるなどの単純な作業が、躁状態を誘引しているのではないか?
夕方、毎日のように頭痛に襲われるので、頭痛薬(カロナール)を服用するようになった。頭痛が治まったので喜んでいたけど、この薬が脳を刺激しているのではないか?
[対策]
これまでも躁状態に陥ったことはあるので*3、忘れないようにメモしてある。それをメモしておこう。
ギターの弾き語りはやめにする*4。
静かな音楽を聴く。クラシックだったらバロック音楽。ジャズだったらピアノトリオ。間違ってもブルーハーツに合わせて踊ったりしない*5。
眠れるときには眠る。そして、入床したら本を読んだり、音楽を聴いたりしないで、眠ることに専念する。
そして、いちばん大切なのは、自分の状態を自覚してモニタリングすること。「いまの自分はおかしいぞ!静かにしていなくちゃ」という自覚。そして心身の状態を観察して、おかしくなりかけたら意識的にブレーキをかける。
こんなところかな。
(参考)
関連した書籍の感想文を書いていた。