近所のブログで、
我がブログの越し方行く末を思ほゆ
と書いてあるのを見て、私も振り返ってみようと思った。
私のブログは、もともと２ちゃんねる掲示板への書込みの延長線上にあったと思う。そして、その２ちゃんねるに意識的に接したのは、「関東大震災」が巷間騒がれていたときの地震板。
串田嘉男（Wikipedia）によると、
2003年9月19日付発行の『週刊朝日』（第108巻第43号〔通巻4582号〕）誌上で（略）
とあるので、このあたり2003年ころに、魑魅魍魎が跋扈する２ちゃんねるに足を踏み入れた。
その後、２ちゃんねるのリーマン板上にてスレッドを初めて立てて、最後は煽られまくって無残な敗北を喫した、という消したい記憶がある（過去ログ不明）。
しかし、ここで煽り耐性が身に着き、ブログ上での煽りに強くなったという収穫もあった。たとえば、ずいぶんと時間的な隔たりはあるものの、id:noon75やその他のブロガーとの揉め事ガチンコで、このときの耐性が発揮されたかな、と思う。
さて、リーマン板のスレッドで辛酸を舐めた同時期に、独身男性板上の「職場の恋」スレッド（過去ログ）を徘徊して、ＨＮ４６２氏の動性をたどるようになった。そこで、悪ふざけの罵詈雑言を吐きまくることになりHNをつけられて（過去ログ）、今、振り返ってみるとまったく恥ずかしい次第。
ちなみに、このころ独身男性板の地下深くで、電車男スレッドが展開されていた。私は、リアルタイムで読んだことはないが。
その後、独身男性板をそぞろに眺めるようになったが、電車男”後”の賑わいに対して、なんとはなしに破壊衝動が身をもたげ、「嵐商事」スレッド（過去ログ不明）で悪ふざけを始めた。
その過程で荒らしていた「雨一」スレッド（過去ログ略）に、なぜか居座るようになり、チャットをしたりして馴れ合っていた。思えばネット上でチャットをしたのは、後にも先にもここでの一回限りだ。
そして、このスレッド上のやりとり（そのときの経緯は失念）で、ブログを書くようになった。その最初のエントリが、
タイムスタンプを見ると2005-03-05となっている。「職場の恋」スレッドの03/11/24 22:48を仮の起点とすると、約一年半後。私のネット遍歴（あるいは依存）は、このあたりにある。
ブログ。書き始めた当時は、「isologue - by 磯崎哲也事務所」や、その後、叩きまくることになる「R30::マーケティング社会時評」を愛読し憧れていた。最初にトラックバックしたのは、恐れ多くも、（当時でも）アクセス数/dayが万を数えていた「isologue」だった、と振り返ると赤面してしまう。
個の空間。思い返すとexblogを書いていたころは、テキストファイルにブログエントリを書いて、推敲を重ねて、ネット上にアップするということに、パソコン使用の大部分が占められていた。気持ちを入れて書くエントリには、３時間くらいかけていたこともあった。
こうして、パソコン上に滞在する時間は、以前に比べて格段に増大したが、ネット上に滞在する時間は不思議と少なかった。それゆえにかどうかは分からないけれども、まあ純真な自分がいたなあ、と思う。いや、自分で書くのもなんだけど。
最後に、exblogで一番嬉しかったのは、このあたり。
このころのアクセス数は、大体50/dayくらいだったと記憶しているが、このイベント時でもアクセス数がさほど変わらなかったことに、微苦笑した記憶がある。でも、ブログを書いていて良かった、とも思った。
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今後、気が向いたら、はてなダイアリー移行後のことも書いていこう。混沌とした後は、みなさん周知のことだと思うけれども、その前段の田園風景とか。
（注）現在、http://keroyan.exblog.jp/上のコメントは非表示になっているが、当時は微かながらの量ながらもコメントは投稿されていました。いつの間にか表示されなくなり、その原因は不明です。
