ぼんやりとバスを待っていたら、いきなり肘を引っ張られて、スマホの画面が突き出された。書いてあった。
もしかして、バスを待っていますか?
画面から顔を上げ相手を見ると、濃いサングラスをかけた小柄な男性。時刻表の上の方を指差すので見てみると、マラソンのため時間運休との張り紙があった。
「ありがとうございます」と頭を下げて声を返すと、彼はにっこりと微笑み返してきた。最初は外国の人かなと思っていたんだけど*1、部屋への帰り道につらつらと考えると、耳の不自由な人だったかもしれないと思い始めた。
いずれにしても。私はわざわざスマホで教えてくれたことに感謝すると同時に、生きているのも悪くないことだと思った。いや本当に。
7:21
*1:スマホの翻訳アプリへの連想が強かった。