<Twitterへの投稿の転載>
どーん!と三連投したのをまとめたよ。
通称8の字屋敷で発生した殺人事件(館モノですな)の真相に挑むのは、警部補を筆頭とする三兄妹。
本書を何よりも特徴づけているのは、そのライトな文体およびキャラクタに相違して、ガチガチの本格であること。
一息つきたい読書好きのみなさんにオススメです。
「8の殺人」につづく速水三兄妹が、連続殺人事件に挑むシリーズ第二弾。
冒頭で著者は「犯人はつぎの四人の中にいる」と挑戦する。
軽妙快調に飛ばしつつも、本格物であることは前作と同じ。
今作は「0」ってなあに?が肝。
最後になるほど!と楽しくガッテンしました。
速水三兄弟シリーズの(一応の)完結編。
冒頭から倒叙が炸裂するのだが、真相は一筋縄ではいかない。
ミステリランキングの上位に入る「殺戮にいたる病」の原型になった作品とのこと。
トリックはじわじわと効いてきて満足だけど、自分にはきつい話だったかな?
(本稿以上)