けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

佐藤さとる「小さな国のつづきの話」(青い鳥文庫)

読了日:2021年6月10日(木)
書経緯:所蔵
書誌情報:1983年 単行本刊行

<感想>
 1983年刊行。第四作「ふしぎな目をした男の子」は1971年刊行。12年おいて刊行された第五作。
 
 第一作から第四作に至るまでの人間たちが、オールスターキャストとして登場する集大成的な作品。同時に、第四作までを作中作として扱うおもしろい技法。これも集大成的な仕掛け。
 
 内容については、人間側からの視点がほとんどであり、童話色は非常に薄い。これには賛否分かれると思うが、私は好きだ。幼少期の初読時にはなかった良さ(というか楽しさ!)が生まれてきた。
 
 第一作「だれも知らない小さな国」、前出第四作に並ぶ傑作。

 評価:6/5

(本文以上)

ja.wikipedia.org

感想を書いた書籍の冒頭部生原稿の写影あり。
gendai.ismedia.jp

(本稿以上)