けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 鳥獣戯画 from ホノルル美術館!


みんなに教えたくないんだけど、すごいことになっている(たぶん)ので書いておこう。
凄い本。

鳥獣戯画の謎 (別冊宝島 2302)

鳥獣戯画の謎 (別冊宝島 2302)

鳥獣戯画って4巻に分かれていて、私やみんな(たぶん)が好きなのは甲巻。例のカエルがウサギを打ち負かす相撲の情景(上の画像)。あるいは水浴びする猿の気持ちよさそうに恍惚とした表情。これらは甲巻に収められている。
私は展示会や関連本で飽きるほど見ているので暗記している。ところがどっこい。本書から見慣れぬ「碁盤の対決」が飛び出してきた。

解説を引用してみよう。

高山寺所蔵の甲巻は、23枚の紙をつなぎ合わせて1巻としているが、本来もっと長いものだった。(略)本図は長生家旧蔵の模本で、室町時代に描かれたとされている。

そうなんだ!こんなのが存在するのだ!彩色された模本とはいえども雰囲気は高山寺版と変わりがない。ホノルル美術館に所蔵されているとのこと。
さて、このムック。開催中の展覧会に合わせて発売されたもの。
鳥獣戯画-高山寺の至宝
ということで「碁盤の対決」もホノルルから海を渡って展示されるだろう。これはすごいし嬉しい。ところが本展覧会には二回足を運ばなくてはならない。
なんとはなれば甲乙丙丁の半分ずつが、前期・後期と分かれて展示されるのだ。で大好きな「甲だけみたいから前期だけでいいや」・・・とはならない。
甲乙丙丁のそれぞれの前半部分と後半部分が展示されるのである。ぼったくりだ!と私は怒り嘆くところだが、それでもかまわない。4分割されていても足を運ぶぞ(さすがに怒り嘆きながらだろうけど)。
さて問題の開催について。場所は東京国立博物館(上野)。開催期間。前半部分が2015年4月28日から5月17日まで。後半部分が5月19日から6月7日まで。
必見。