読んだ。
- 作者: 矢幡洋
- 出版社/メーカー: 学陽書房
- 発売日: 2005/11
- メディア: 単行本
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真面目に書く。著者が分類する3つとは、1.依存性パーソナリティ、2.自己愛性パーソナリティ、3.負け癖パーソナリティというもの。私は、自己愛性パーソナリティ系かと漠然と思っていたんだけど、違うみたいだ。自己愛性について目次から引用。
自分の事を早く売り込もうとする。
多分、ちがう。
相手の話を聞いているよりも、自分のことを話したくてたまらない。
これは近いかもしれない。
ちょっと表情を変えれば他人を動かせるような気持ちになる。
よく分からないけど、ちがうと思う。
次。負け癖パーソナリティ。これ著者が、3つの三題噺を作るために無理矢理放り込んだみたい。220ページに20ページ割かれているだけ。
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で、問題は1.依存性パーソナリティ。これガチで当たっているところが多い。本文を咀嚼して引用。
汗をかいて自力でがんばるという方向になかなかいかない。考えの方向性がすぐに「楽なほうへ、楽なほうへ」と流れる。物事をシビアに考えきれない。自信がないために、難しい問題とぶつかりたくないと願っている。「大丈夫、大丈夫」と言って、解決に向けて行動を起こそうとしない。
「大丈夫、大丈夫」はない。しかし、楽なほうへ流れるとか難しい問題とぶつかりたくないというのは、まさしくそのとおり。書くのがとても嫌だけど「汗をかいて頑張るという方向にいかない」。これは、過去を省みても当たっている。
依存性性格の最も良いところは、その優しさにある。しかし、その優しさは表面的・打算的なものに由来することがある。
これは部分的に大きく当たっている。私の座右の銘は「優しさは自分の弱さの裏返し」みたいなもの。こうやって格好良く、そして都合よく考えていたんだけど、表面的というのは大いに当たっていると思い至った。打算的ではないと思いたいけど。
ネットで調べてみた。
Wikipedia:依存性パーソナリティ障害
うーん・・。症状の4.は当たっているけど他はちがうと思う。しいて言えば6.が当たっているかな?よくよく噛み砕いて文章を理解した限りでは。
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さて、220ページ分で20ページだけ割かれているとか言って逃げたやつ。負け癖パーソナリティ。じつは、これが大いに当たっている。一番、危ない症状だと思う。