けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 バートン・ビッグス「ヘッジファンドの懲りないひとたち」(日経ビジネス人文庫):生態のボディーブロー

読んだ。

ヘッジファンドの懲りない人たち(日経ビジネス人文庫)

ヘッジファンドの懲りない人たち(日経ビジネス人文庫)

本屋で手に取りパラパラと立ち読みしたら、とても面白かったので購入。分厚い文庫本だったので、大いに楽しめるぞ!という期待もあった。
で、読み始めたら面白い。しかし、分厚く読み進めると、うーん・・・。ヘッジファンド世界の人々の生態を覗けるので楽しいといえば楽しいんだけれども、ボディーブローの連打がじわじわと効いてくるように、疲れた。
引用してみる。

2005年の年央現在、私はアメリカの住宅市場が全国的で全面的なバブルに陥っているとは思っていない。国内の高級な地域で、住宅の価格は月の向こうまですっ飛んで行ってしまっているだろうか。それは間違いない!でも、より幅広く住宅一般がそうなっているとは言えない。

「みごとに現実を外しているじゃん、ははは!」なんだけれども、これは後世から振り返る結果論なのかもしれないと思い直した。
ボディーブローの連打。横文字の専門用語がレバーをえぐるように飛び出してくる。金融業界に参列している人たちにとっては日常茶飯事な言葉なのかもしれないけど、私にはやや高度あるので、再読しながら指し示す事柄を調べてみようと思う。