けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 ティンパニ協奏曲、立冬過ぎて 

10:30起床。ダメダメな生活だ。嫌(変)な夢をみてぐったりな心身状態。さっさと朝飯を食って、散歩に出よう。
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先日、大編成のオーケストラ音楽が聴けない、ということを書いたのだけれども、
http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20111022/1319257280

ベルリオーズ:幻想交響曲

ベルリオーズ:幻想交響曲

をじっくりと聴いて見たところ、すいすいと美しい旋律が耳朶に染み込み、オーケストラ音楽の呪縛から抜け出せたかな。
幻想交響曲」といえば、大昔に友人とN響の演奏会に出かけて堪能したのだけれども、ナマのそれは凄かった。演奏が終わり、ホールを出て歩きながら、「おれ、合コンで趣味はなんですか?って聞かれたら、「幻想交響曲です」と答えることに決めたよ!」とかなんとか、興奮して話していた覚えがある。いや、とにかく生演奏は本当に凄かったよ。
さて、そんなわけで、最近は、少しばかり季節が早いけれども、ベートーベンのいわゆる第九交響曲をゴツゴツと聴いていますね。この曲の絶頂は、もちろん四楽章のコラールにあると言われて賛否ないと思うけれども、私が一番大好きなのは、一、二楽章のティンパニ
演奏者によっては、「爆音連打」となり、これはいったいなんなんだ?という恍惚感を超越したドーパミン神経系に作用しちゃって、無意味に感情が高揚したりする。
そんなことから、私はこのベートーベンの第九交響曲を「ティンパニ協奏曲(コンチェルト)」と呼んだりしちゃっています。賛同者はいないかもしれないけれども。
さて、私は楽器の演奏から遠ざかってから、誰それのナニナニ楽団のナン年代の演奏がすばらっしい!!とか、あまり考えなくなった。もちろん聴けたものではない演奏は体質的にNGですが、そういうこともなければ、音楽を楽しめればいいや、という風に考え方が変わってきた。
ただ、そうは言っても好きな曲については、イロイロな演奏家の醸し出す音楽を気分によって(これは大袈裟だな)、聴いている。
先述の「ティンパニ協奏曲」については、一時期、私に狂気が襲ったことがあり、DVDを含め音源を20個近く持っている。それをこのところ、「うわぁー」とばかりに聴いたりするのですが、一番、ティンパニが怒涛のように響くのは、こちらかな?
ベートーヴェン:交響曲第9番

ベートーヴェン:交響曲第9番

もちろん、第九の聴衆で第一に好悪を分ける「コラール」部には、他にも良いものもあると思います。まあ、中にはカラヤンの90年代の全集録音なんかは、コラールを含む第四楽章をオーケストラと合唱を別録音で作成し、後に合成して完成させた、といういわくつきのモノもあることだし、千差万別。
さて、なにはともあれ、「ティンパニ協奏曲」を脳天破壊するまでに堪能するには、先に掲げた朝比奈隆指揮のN響盤が今のところ一番。
蛇足ながら、この演奏会、本来はギュンター・ヴァント氏が指揮する予定だったのが、急遽、朝比奈隆氏が代役に振ったそうで。まさに一期一会の音楽ですね。