を観たよ。5月24日(土)放送分。
第22回 新日鐵君津吹奏楽団
「どうしたら、自分たちのカラーを作り、聞く人を引きつけられるような、魅力ある演奏ができるのか」という彼らの悩みに、サックス奏者の伊東たけしさんが立ち上がる。「仲間が出す音をよく聞き、信頼すること。そして自分たちの演奏に自信を持つこと。」そうすれば自ずと、演奏が輝いていく、という伊東さん。
というHPの踊り文句に文句をつけるわけではないけれども。番組における楽団の問題は、楽団指揮者曰く「みんな表現したいこと、語りたいことがあるのに、それを出さないんだよ・・・」というものでした。
これは、非常に基本的な問題だと思いますね。音楽に限らず、演劇とかも含めて。表現したいことはあるのだけれども、表現できない。それは、技量の未熟さであったりもする。心意気と技量。
「心意気はあるのだけれども、技量がなくてね、エヘヘ」という逃げ口上もまかり通ってしまいます。周囲のメンバーに対しての逃げ口上ならば、ましかな。自分を偽る口上であるならば、結構、キツイかも。というのは、私の経験談。
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番組ですが、とても良かった。
苦悩する楽団に、サックス奏者の伊東たけしさんが乗り込んで、楽団員の心を変え、演奏を変えていく。「心意気はあるんだけれども、エヘヘ」という、幻の心意気を現実化していくんだね。
番組最後に、生まれ変わった楽団のコンサートの模様が放映される。対称的な2曲。素人の私が鑑賞しても、アンサンブルとして、ウヘヘヘ〜〜と感じる場面もあるのだけれども、心意気の押し出しに感動しました。
地域の幼稚園のセンセをしているという女性が、木琴ソロを弾き終えて、ニッコリと微笑む姿。観ている私もニッコリとしてしまいました。そして、彼女は演奏後に、演奏のエクスタシーを感じたのだろう、泣きながらサックス伊東さんに駆け寄っていたね。
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私は、また吹奏楽をやりたくなりました。合奏の充実は、
(・∀・)イイね!!