けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 船戸与一「群狼の舞」(新潮社)

とりあえず、読み終えた本の中で、公開できるものの感想文(?)を書いていこうと思った。

群狼の舞―満州国演義〈3〉

群狼の舞―満州国演義〈3〉

本作、前二作が遠い昔に刊行されたので、物語についていくのが大変だった。読みながら、登場人物の性格・役柄なんかを思い出しながら漫然と読み始めたのだけど、次の言葉に感化されていく主人公の一人が気になった。引用してみよう(p.
29)

国家を創りあげるのは男の最高の浪漫だ、とね。(略)しかし、いざ新国家ができてみると、それに参画せざるをえない。つまり、男として最高の浪漫と添寝をはじめたんだ。活き活きとした眼がそれを物語ってる。

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次作は2008年初夏刊行予定、とのこと。待ち遠しいなあ。