とりあえず、読み終えた本の中で、公開できるものの感想文(?)を書いていこうと思った。
- 作者: 船戸与一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 単行本
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本作、前二作が遠い昔に刊行されたので、物語についていくのが大変だった。読みながら、登場人物の性格・役柄なんかを思い出しながら漫然と読み始めたのだけど、次の言葉に感化されていく主人公の一人が気になった。引用してみよう(p.
29)
国家を創りあげるのは男の最高の浪漫だ、とね。(略)しかし、いざ新国家ができてみると、それに参画せざるをえない。つまり、男として最高の浪漫と添寝をはじめたんだ。活き活きとした眼がそれを物語ってる。
−−−
次作は2008年初夏刊行予定、とのこと。待ち遠しいなあ。