けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 スポ氏の晴天の霹靂なる受難

http://plaza.rakuten.co.jp/sponta/diary/200611240001/

笑って良い事だとは、思わずながらも、笑ってしまった。実際にそういうことあるんだなあ。

私の警察との関わりといえば、大学浪人時代、高校の友人と飲みながら記憶を亡くし、北東方面(後で分った)に走り出し、目が覚めたら、なんとか大臣という「公人」邸宅の近くの道端で寝転がっていて「保護」されたこと。

覚醒した時は、上半身裸で、元から裾に穴が開いていたGパンの穴が広がり、穴ではなく、周囲計算で、四分の一程度の残布で垂れ下がっている体たらくであった。おそらくは、そのなんとか大臣邸宅を警護する特設交番であろうに入り、「ここは、何処ですか?駅はどこにありますか?」と私は尋ねた。

応対した若い警官は、目を丸くすることも無く、極めて真面目な顔で、「その格好じゃあ、電車には乗れないよ」と話し始めて、酔い覚ましに熱いお茶を入れてくれて、色々と話をした。

私は、自分が大学浪人中の身であり、未成年であることを話した。若い警官は、「そうか、勉強も大変だなあ」と頷きながら、「どうだ、警察官にならないか?」と自衛隊に勧誘するが如くに話を振った。私は熱い茶で目が覚めており、「でも、銃撃戦とまではいかないでしょうけど、危険じゃあないかな?」なんて、茶飲み話に高じていたその時・・・。

若い警官が、「おい、後ろの部屋に行って身を潜めていろ!!」と緊張したような強い口調で言った。私は言われたとおり、畳敷きの部屋に身を潜めて、外の気配を窺った。どうやら、管轄署かなにかの巡回があり、その報告を始めたようだった。

五分くらい経過した頃だろうか?若い警官は、「出てきていいぞ」と言い、私を手招きして、「いやあ、あんたのこんな姿を見られたら、厄介になると思ってさ」。厄介。これは、自らの厄介であろうか、それとも私の厄介であろうか?言うまでも無く、私の厄介であろう。彼は、庇ってくれた、と私は信じている。

その後、若い警官の彼に、私服のYシャツを借りて、無事電車に乗り部屋に帰った私だ。それ以来、私は、「公権力の犬」であるとか、「監視社会」とか警察を悪し様に罵倒する論調を目にしても、あのときの若い警官の姿を思い出し(姿はおぼろだ)、自分の判断に従って、警察機構という存在に対峙することにしている。

最後に、生臭い話になるが、その特設?交番は、世田谷区北沢署管内であったはずだ。口直しに、リンクしたエントリの最後の図を見ることを薦める。

追記、10:18頃

上半身が裸体で保護されたことは事実である。しかしながら、下半身については、Gパンを穿いていた。たしかに、右足部分の膝から下が、ダラダラと垂れ下がる体たらくではあったことは事実ではあるが。