けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 ウルトラ・スピード・カメラ

よし。北海道日本ハムファイターズが勝って、タイに持ち込み、青函トンネル上空を突き抜けて、次は北海道対決だ!

まず、今日の試合の見所は、5回の攻防。表のファイターズは、8番打者の金子(後述)、と9番ピッチャーの八木が素人的に粘ったが実らず。そして、裏のドラゴンズの井端の職人的粘り、これも実らなかった。いずれも実らなかったが、見所はここにあったと思う。この見所が、勝負どころに繋がる。

さて勝負どころは、7回表のファイターズ。ワンアウト1塁の場面で、”イロモノ”新庄選手が、右方向に撃ち込み*1、ワンアウト1-3塁の名場面を作る。7番鶴岡捕手の食い憑くような粘りは実らなかったが、その隙に新庄は二塁へ盗塁。そして続く、先ほどダメだった選手会長8番打者の金子さんの2点タイムリーである。

ここ、代打の場面である。「金子引っ込め!」と唸ったファンも居たであろう。しかし、その彼が、渾身の力を振ったバットは球を振り抜き(表題のウルスピカメにしっかりと刻まれた)、打球はセンター前に落ちた。センター、強肩アレックスの返球をかいくぐり、逆転(これが決勝点になる)のホームを踏み、白すぎる歯をむきだして笑う新庄選手。

しかし今日の日本シリーズは、新庄劇場ではない。鶴岡、金子劇場である。それほどまでに、花咲く新庄選手以上に、赤くは無いが、濃い緑色と表するべきか、地味な二人の粘り腰が咲き誇った第二戦であった。

ここまでは後段。

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ファイターズは8回表に、1番森本の快進のヒット。続く2番田中の職人的送りバント。解説者(梨田さん)曰く「お手本のような送りバント」である。3番雲水のような小笠原選手の一塁への強烈な打球をウッズが好捕、ファインプレー。ここで、試合の流れは変わるかもしれないな、と私は危惧した。しかし、その直後に、4番、大黒柱のセギノールがホームラン。この試合においては、やや蛇足であろうが、この後に続く試合に、尾を引くことを連想させるホームランであったと思う。

9回に、ファイターズ抑えのマイケル登場。ランナーも居ないのにセットアップから放る男である。そして、投げ方が、お医者さんごっごな秘め事をするかのように、隠し隠しモーションで投げるのだ。これまた、雲水小笠原選手を彷彿させるような禁欲的な投げ方であり、北海道戦線が楽しみになってきた。

ガンバレ、ファイターズ!

※しかし、ウルトラ・スピード・カメラって凄いね。ボールの回転(ドカベンで例えるならナントカ投手が投げるハエが止まるスピード)も見えるし、それよりなにより、バットにボールが当たる時のバットのしなりまで見えるんだよ。

*1:新庄は左に強引に引っ張る選手というイメージが強い。