けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 幻想であるにちがいないだろうけど。 

インターネット世界の巡回(読み)やブログ更新(書き)が遠くなってきた。
端的に書くと興味が薄くなってきたということだけど、より具体的に書くとパソコン画面を眺めて情報の受信及び送信をすることに疲労を感じるようになってきた。
こういうことを書くと明日から、いや今夜くらいからエントリを書きまくり始めることになりそうなので(過去における経験をかんがみて)「感じるようになって」ではなく「感じていた」と言い換えておこう。
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読みについて。私の巡回先やポータルとしているはてなトップでの話題が、ブログを書いてカネを稼ぐの話の比率が(私の感覚として)極めて高くなっている。
こういった「ブログのカネ」というのは、ここ半年くらいで爆発的に増殖してきたように思う。Googleアドセンスというシステムが機能し始めて(あるいは人口に膾炙するようになり)、「なにか為になることを書く」「なにか楽しいことを書く」というブログ本来のあり方がよそに追いやられてしまったように見受けられる。野暮なのでリンクしないけど。
ブログには本来もなにもないわけであるし、それが魅力であることはわかっているつもりなんだけど、カネについて語られることに嫌な感じが湧き上がるのは否めない。私もカネがほしい。
そんな「私もカネがほしいよ!」という欲望に蓋をしたって、蓋は湧き上がる羨望によってカタカタと揺れる。でもその耳障りなカタカタをなんとか耳の外に追いやって考えるに、ブログというコードにカネという文脈が発生することは嫌だ。そして、それが臆面もなくブログという舞台・土俵で語られるということは。ましてや、カネはアドセンス(広告)から「おめぐみ」されるカネだ。
希望的に思いを馳せるならば、乱造されるカネに踊らされるブログ(というかブログを書く人)は淘汰され、カネに裏打ちされた良質なブログが横溢する世界が到来するかもしれない。でもカネとブログって同じパラダイムで受容するものなのかな?
なにしろ書いたものが公開されて読んでもらえることが素晴らしいじゃないか。いままで大学ノートにチラシていたのにインターネットというフォーマットに載せて世界に羽ばたくんだよ。たとえ世界が幻想であったとしても、そしておそらく世界は幻想であるだろうけど。