けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 チラシの裏の表書き

飲み屋で都合4日間手伝った。大部分はチラシの裏に書いたんだけどメモ、というかあえて書いてみるよ。
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嬉しかったこと。私が手伝いをしていることを伝え聞いた人が来てくれた。仕事帰りの25時くらいに。翌朝からも仕事だというのに。
同じくミステリ関係の本を持ってきてくれた人もいた。店先で渡すのではなく、席に着いて解説してくれた。「けろさん。の好きな作品については、ここらへんに書いてありますよ」みたいに。飲み代なんかを払って。お金で苦労していると思うんだけど。
「けろくんが社会復帰をしたら宴席を設けましょう」と言ってくれた人もいた。関係ないけど、歯の治療についても教えてくれたり。明後日、歯の大きな治療があるんだ。
世界が広がったこと。居住者が二人しかいないおんぼろのアパートで脚本の勉強をしている女の子。昼間はどこかで働いて、空いているときに店で働いている。
家庭の関係で5年くらい働いて大学に入った人。でろでろに酔いつぶれている姿はみたことがあったけど、そんなんだったんだ。私よりほんのわずか年下なのに夢を持ってそうな姿にコンプレックスすら感じた。

いろいろな人生(というと変だから生活)があるんだな。
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勉強になったこと。
普段の生活。左斜め上方の目は別にいいや。合わないものは合わないし、嫌いなものは嫌いで。性格が白黒なのに合わせてしまうような自分に気がついた*1。ん?これは勉強になったのかな?
最後の日に突然気がついた。大げさだけど天啓みたいな感じ。
以前から薄々と感じていたこと。私は大きなプライドを持っている人間ではないと思っていたけど、実は致命的ともいえる小さなプライド*2があった。書きたくないんだけど書く。
私は几帳面に動く。皿洗いなんかをするとき。皿洗いはともかく。たとえば生ビールを準備するときに、上手くいかないと練習する。これは、負けず嫌いだからだと思っていた。
たしかに出来るけど出来ないことを出来るように練習する。真面目な姿で間違ってはいないと思う。でも本当は、出来る自分が誉められたいから。このような気持ちが、心の奥底に暗然と存在するということが分かった。
もちろん、この姿勢(感覚)は、先に述べたように薄々と気がついていた。しかし、漠然と目を塞いでいたりしていたことが具体的に判然とした。このように文字化すらできるし。このことが一番勉強になった。
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まあ、そんなことばかりではなくて、人々がどのように酔っぱらっていくのか、っていうことを見ているのが、とても楽しかったよ。

*1:以前、エントリに書いたこととは大きく矛盾するのだけど。

*2:プライドとは違うと思うんだけど、他に適当な言葉が浮かばない。