けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 孤独な複雑系と遺伝子について

本屋に行ってきた。ただし、物量逓減策と節約策のためイロイロと立ち読みで済ませたよ。公式HPには反映されていないのだけれども(大丈夫?*1)「週刊東洋経済」は面白かった。
曰く「巷間の流行本の類(マーケティングとかボクはこうやって成功したんだ!)ではなくて、教養のための読書をしよう」という内容。
マンキューの教科書から始まり、ルソー「孤独な散歩者の夢想」、朝永振一郎「物理学とは何だろうか」、中村広治郎「イスラム教入門」(これは違う本だったかもしれない)なんてな感じ。ああ、一世を風靡したR・ドーキンス利己的な遺伝子」ももちろん推薦されていた。
ちょっと異色なところでは、山田風太郎「戦中派虫けら日記」もランクイン。この本は、結構、最近に読んだので、記憶に残っている。トルストイの「人生論」について、大いに書かれていたっけな。
で、古本屋で「人生論」を購入したのだけれども、うむ、さっぱり分からんかった・・・。人生論というよりも人間論じゃないかよ、とか稚拙に思ったことは、なんとなく覚えている。
話を戻して「教養のための読書」。これはと思っていた本が紹介されていなかった。横溝正史「本陣殺人事件」じゃなくて、M.ミッチェル ワールドロップ「複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち」。

複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち (新潮文庫)

複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち (新潮文庫)

この本は、とても面白かったぞ。そして、所謂、複雑系ナニナニの先駆けになった本だったと思う。複雑系経済学とかね*2。他にもさまざまな分野(生物学とかかな?)で「複雑系」が流行していたような気がするな。
さて、立ち読み。「週刊ダイヤモンド」にも興味深い記事が載っていたので、サクサクと読んだ。あと気になっている本も読んだ。
ブラックストーン

ブラックストーン

これは、投資ファンドなのにニューヨーク証券取引所に上場しているグループの変遷史。匿名性が重要視される「ファンド」が、なにゆえに公開会社になったのか?「なにゆえ」にかは分からない。立ち読みだったからだね。2,800円ナリは、ちょっと購入には迷ってしまうな。
結論。立ち読みの利点は、足が疲れるので速読(っていうのかな?)でスイスイ読めることだね。

*1:私のカンチガイかもしれない。

*2:個人的には、経済学の流れが大きく転換した契機だと思っている。