けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 本が発掘されて、やや困惑していること

先日、図書館に行った。今年の目標は、モノを減らす、あるいは増やさないでなんとかしよう、ということを誓ったような、そうではないようなことが、あったもので。
http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20120107/1325893651
図書館行きは何年かぶり。図書館。私にとって、とにかく需要と供給がアンバランスで困っていて、あまり利用していなかった(子どもの頃はまったく別*1)。
私の需要は、たとえば流し読めるエンターテイメントな小説や政治経済の時評モノ。後者は、19世紀から20世紀初頭にかけて「小冊子(パンフレット)」と呼ばれていたモノに類するモノかな?で、そういう本はあまり置いていなくて、予約するのも面倒に感じていた。
一方、供給に関しては、しっかりした小説や歴史モノ。後者は民俗学に連なるようなモノが中心かな。で、そういうモノは、ある程度の範囲内ならば、薄い財布を出して購入する*2。最近では、ロマン・ロランジャン・クリストフ」やジュリエット・B・ショア「浪費するアメリカ人」とか。
で、結局、数冊を借りたのだけれども、その中に私の需要に応えるべき本があった。

金融大狂乱 リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか

金融大狂乱 リーマン・ブラザーズはなぜ暴走したのか

これは、発売当時から気に掛かっていたのだけれども、即購入するのはなんとなく気が引けて、そのまま忘れちゃっていた本。思い出させてくれたのみならず、無料で読ませてくれる図書館に、感謝。
モノを減らす。帰り際に、リサイクルボックス*3を覗いてみると、松本清張「昭和史発掘」(文庫版)が第五巻から数冊転がっていて持ち帰ってしまった。
新装版 昭和史発掘 (1) (文春文庫)

新装版 昭和史発掘 (1) (文春文庫)

ぱらぱらと流し目で読んだところ、「これはじっくりと読まねばならないぞ!」と思わせる内容。
松本清張のミステリ小説は、社会派ミステリ台頭の狼煙となったこともあり、私は嫌いなのだけれども、この「日本史発掘」シリーズはおもしろいね。司馬遼太郎の時代小説は嫌いだけれども、「街道を行く」などの歴史紀行モノがおもしろいのと同じかな。
後者は、旅行に行く際、該当する地域が「街道」されていたら、必ず読み返して旅行に臨むよ。白河に行ったときも同じように読み返して現地に行ったら、旅情が深まったな。
さて、昨年末から天下国家をにぎわしている自炊代行業者。先日、Ads by Googleで、「裁断しますよ!一冊50円」というのが表示されたけれども、これは法的にどのような範疇として扱われるのかな?

*1:「ハーディ兄弟」シリーズhttp://www.aga-search.com/824hardyboys.htmlなんかは、今でも読み返したいくらいだ。おっと調べてみたら、原文(英語)のペイパーバックで手に入るみたいだ。

*2:ページを折ったり、ガリガリ線を引いたりするので。

*3:不要になった本をボコンと入れて「どうぞ、持って行ってください!」というようなシステム。