けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 不確実性の読書術

すこし古い話だけれども、「週刊東洋経済6/21増大号」が面白かった。

http://www.toyokeizai.co.jp/mag/toyo/

「増大号って変なの!」という面白さではなくて、面白かったのは掲載されていた「最強の「読書術」という特集。

ネットでは、「匿名原理主義者」実名原理主義者」という印象が強い池田信夫センセが、「ふむふむ!」なことを書いていたりしましてね。もちろん、「ふむふむ!」は、私の「ふむ」なので、万人が「ふむ」したりはしないと思うけれども。引用してみましょう。

情報のスピード、量、理論のすべての面において、日本のエコノミストアメリカに大きく後れを取っている。不確実性について触れている本にしても、私が知るかぎりでは日本人が書いたものは、竹森俊平氏の『1997年−世界を変えた金融危機』ぐらいである。

引用箇所は所謂「サブプライム問題」についての文脈。

もちろん、すべてのことで、情報が速ければ良いとは思わないけれども、経済関連なんかについては、スピードが大事だと思う。反面、中には、一年もすると古びて、「なんじゃこりゃ!」という諸刃の剣なこともあるけれども。

池田センセがご推薦されている本。

1997年――世界を変えた金融危機 (朝日新書 74)

1997年――世界を変えた金融危機 (朝日新書 74)

私も読みましたが、面白かったですね。フランク・ナイトの不確実性理論が(曲解されながらも)、現在の経済事象に適用されている経済学の事情とか。同書とあわせて読みたいのは、

やる夫で学ぶ「失われた10年」

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池田センセのほかにも「読書の達人」さんたちが、それぞれの読書法を書いていて、本好きの人は、イイトコ取りして楽しめる内容です。

中には、

Q:一ヶ月の読書量
A:100冊くらい。9割がビジネス書で、(以下略)

という

         ____ 
       /      \         
      /  ─    ─\     
    /    (●)  (●) \   ビジネス書に狩られて堪るか! 
    |       (__人__)    |   俺、ビジネス書を狩るんだぜ!
     \      ` ⌒´   /


みたいな、凄い人の読書法も紹介されていたりします。