私は若者ではないのですがね。
同感、同感。
まずは、現象面について。
なんでも若者の「海外旅行離れ」らしい。
さらに言うと「自動車離れ」で「オートバイ離れ」でもあり、そもそも「レジャー離れ」だそうだ。
(略)女性に関しては「ブランド離れ」で実際にデパートでは女性用のスーツなどぱったり売れなくなったそうだ。
私、自動車、持ってない。ペーペードライバーだから、恐くて乗れない、というのもあるけど、あんまり欲しくない。ちょっと驚いたのは、女性のくだり。スーツ姿の女性は減少しているし、確かに見た目で判断するとブランドスーツらしきものは、更に少ないと思う。
しかし、気になったのは、「ブランド離れ」をスーツで語るというのは、外しているのではないかな?ブランドの代名詞って、多分、バッグだと思うし、なんだかみんな同じようなバッグをぶら下げている光景は、いまだによく見かけるなあ。
という、小さな違和感はあるけれども、現象面では同感。
で、その背景分析。
若者は現実主義になったのだ。
(略)だから優先順位をしっかり持っているのだ。映画だって小説だって売れるものはどんどん売れて、売れないものは市場から消えてますます寡占化している。これは若者のせいではなくて大人の都合ではないのだろうか?若者のライフスタイルは多様化なんかしていない。むしろ狭められていいるのだ。大人たちのせいで。
うーむ、この辺りの論調は、畳み掛けるようで気持ち良いな。そして、内容的にも納得です。
で、こういう局面でワシワシと儲けるのは、ワシじゃなくてハゲタカでもなくて、所謂マーケッターなんだよね。
旅行会社よ、自動車会社よ、そしてレジャー産業よ、どうか若者をバカにしないで欲しい。
うん、バカにするのはやめるよ。でも、どうすれば食っていけるのかな?そこに、マーケッター登場。
「うん、それはですね、若者のニーズだけでなく、ニッチなマーケットにコア・コンピタンスして、さらにジョイント効果をアップさせて、云々」
ちょっと横道に逸れたけど、
僕はむしろ若者は所得は減って雇用の先行きが見えない中で、どんどん賢くなっていると思う。
その通りだと思うね。若者に限定されず、消費者一般が。