先日、
講談社ノベルズで、「綾辻・有栖川復刊セレクション」というのが刊行されていて、個人的には有栖川さんは「「江神シリーズ」の第四作を早く出せ!!」と思いながら、
と書いたのだけど、問題の第四作が既に刊行されていたではないか!!
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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今回は密室物らしい。思えば、江神シリーズは、1.犯人探し物、2.アリバイ物、3.ミッシング・リンク物であり、本作で待望の密室物ということで、連なりを意識したシリーズなのだ。前作、3.については、「ミッシング・リンク物」と簡単に語るには、大仕掛けな豪華フルコース畢生の大作であり、果たして本作がそれを越えるか、あるいは同水準に至るか、読者としてはとても気になるところ。
で、昨晩、少し読み始めた。山奥にある新興宗教「村」が舞台であるようだ。既視感が湧くまでも無く、オウム真理教の一連の事件の後には、新興宗教を舞台にしたミステリは数多く書かれた。隔絶された舞台として、非常に使いやすい設定であることと、ギミックを絡め易いという点も魅力的なのかもしれないな。