けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 ラノベ的ミステリ

先のエントリで、現代思想現代思想!とエラそうに発したのだけれども、

スイス時計の謎 (講談社文庫)

スイス時計の謎 (講談社文庫)

を読み始めた。
有栖川有栖は、その長編作において力量を発揮する作家。たとえば、

http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20071221/1198188501

その江神シリーズと営業ベースでは双璧をなす火村シリーズは、正直、内容的に前者の対極を成している。純文学はもとよりミステリ作家というのも多産しなければいけない、ということ。霞を食ってはおれない。

さて「スイス時計の謎」は、国名を冠した短編集で、先に述べた火村シリーズの一連の作品。で、なかなか読みやすくスポーティーな作品が収録されている。読んだことは無いけれども、「ラノベ」ってヤツのミステリ版かな?