けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 虫の音に甘利の夏を懐かしみ

さて、残暑が残りでなく、ザンと炙りだすような暑さが、和らいだようなこの頃ですね。秋と言えば、行楽。そして、大人の行楽と言えば、昨今では、

平成も長いな
ほぉ。
へぇ。そうだったのか。
なるほどね。
でも、彼は戦争を免れた。
まあ、そういうこと。

というように、ネット世界を彷徨して、「ほぉ。」「へぇ。」語るのが、ブログ世界における大人さんの行楽のような感じがありますが。

さて、平成19年9月4日、産経新聞「風情のある大人の行楽」という記事がありました。引用してみましょう。

「虫聞き」は、大人たちの行楽でもあった。例えば『江戸名所図会』には、「道灌山聴蟲」の図が描かれている。道灌山は、日暮里から田端にかけての丘陵地帯。当時は、草木の繁る郊外地であった。

ふむ。虫の音に耳を澄ませることが「大人の行楽」であったわけですね。

道灌山」の光景をネット上で探してみました。

http://www.cleanup.co.jp/life/edo/31.shtml

上記、産経新聞の記事は、引用の絵を基にして、言葉を継いでいます。

そして、もうひとりは、肩肘を付き、足を投げ出してくつろいでいる。

絵の右側の三人男の絵を言葉にしたものです。一人は上る月を眺めている。一人は酒の用意をしている。そして、最後の一人は、「肩肘付いて、くつろいでいる」。くつろいでいるのは、多分、私だろうかな。

引用記事は、次のように結ばれます。

さて、猛暑の今夏、それが過ぎての虫たちの夜奏会。いかが風情となるか。

都会の片隅に佇んでいる私ですが、窓を大きく開けて、虫の声、秋の風、過ぎ行く盛夏をことほぐる夜を過ごしたいものだな、とあらためて思いました。