大河ドラマ「真田丸」が始まったこともあり、勉強がてら読んでいる。
- 作者: 歴史群像編集部
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2015/12/17
- メディア: ムック
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一所懸命に地図なんかも書いているんだけど、手元にある地図が小さく、目が疲れて頭が痛くなっちゃうので購入しました。
- 作者: 平凡社
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2015/09/18
- メディア: 大型本
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そして発行が2015年9月16日ということでできたてホヤホヤなのも嬉しいですね。北陸新幹線もばっちり決まっています。
ついでに購入しました。
- 作者: 成美堂出版編集部
- 出版社/メーカー: 成美堂出版
- 発売日: 2015/12
- メディア: 単行本
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こちらも発行年が2016年1月5日のホントにホヤホヤです。グーグルマップも便利ですが紙の地図を読むのも楽しいですよ。
さて、冒頭の本に戻って、少し引用してみましょう。p.20の第一次上田合戦(天正13年)の紹介です。戦略・戦術を鳥瞰することができます。
ここで昌幸が採り得る常識的な手段は、上田城を捨て、戸石城に籠もり上杉勢の後詰を待つことであった。だがそれは、独立した領主(大名)としての真田家にとって政治的には下策となる。独力で敵を撃退してこそ大名としての面目が保てるのだ。
上杉勢の力を借りずに独力で撃退するのが「戦略」とのことです。
だが、この地(神川渡河点:引用者注)での防御は、ただ単に守るだけで、敵に大打撃を与えられない。なんらかの手段で敵に侵攻を諦めさせるに足る損害を与えられなければ、防御作戦はついに破綻してしまうのである。つまり神川渡河点での防御は「戦術次元」では正解だが、その上の階層である「作戦次元」では、これまた下策なのである。
敵の侵攻を諦めさせることが「作戦」の肝であり、それを実現するべく手段が「戦術」とのことです。こちらの筆を執ったのは樋口隆晴という人。ミリタリーライターなる肩書にびっくりですが、名に違わず熱い文章が次々に繰り出されます。お勧めですよ。