けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 100円玉の重み、そしてiPhoneでクスクス

ハックルベリーに会いに行く:音楽業界はなぜ縮小したか?
ハックルさんが泥沼に飛び込んで、爆発炎上して再び泥沼に飛び込んで、燃える炎に包まれて、鞭で打たれて萌えちゃったんだ・・・という脅威のハックルエントリじゃなかったのがとても寂しくてたまらなかったので書いてみる。
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一つには「つき合いのカラオケ」というのがあった。

多分、彼とは御歳が離れていると思うのだけれども、カラオケはあった。今とはまったく違う世界。100円玉を放り込んで一曲歌う世界。
持ち寄った100円玉を積み重ねて歌うんだけど、いまから思えばダレかが歌っている途中のエンドロールを抹殺して「俺の曲」を歌うんだ!みたいなことになってつかみ合いのケンカになったりしていた。
100円玉の重みを知っているような知らないような不思議な光。いまならわかるけど、あの不毛な争いゴトはなんだったんだろ?

プライベートの合コンなどでも、(略)そこで歌うための歌を仕込んでおく必要があった。

これは、まったくなかった。みんな好き勝手な歌を鋒鋩として歌っていた。だれだよ?ストーンズの「夜をぶっとばせ」なんか歌っていたのは。

欠かさずチェックしていたのはMr.Children小室哲哉だった。

ここはなんとなく共通していた。なんかハックルさんと時代が重なるぞ!

格好つけのために聞いていた音楽には――というより女の子にもてたいために聞いていた音楽には(後略)

これはまったく無かった。だれがタンジェリン・ドリームを聴いてもてたんだろうか?というのは冗談で女の子にもてるための音楽って記憶にないんだけど、これは個人的なちがいなのかもしれない。

「CDを買うことは今や格好悪い」

ん?これは納得いかないな!私の持っている音源の98%は所持しているCD。変態かもしれないけれどもパッケージCD。でも、恐るべき変態チックなのはアナログレコード。
クロマニヨンズはいまだにレコード盤を同時発売している。わたしは買っていないけれども・・・。

イノベーションのジレンマに陥ったこと

これにはやや納得した。いまやYouTubeの画像や音源で事足りるという人々もいるだろうし、乱暴な言い方をすると、そもそも音楽を聴かない人も多いと思う。
だって、電車内でiPhoneの小さい画面を眺めてクスクス笑っている人や、ポコポコいじって楽しんでいる人がいるんだもん。ああ音楽は遠くになりにけり、って思う。
べつに彼ら彼女らを否定するつもりまったくないけどね。
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でも、これは読んでおくといいと思うよ。

君たちに明日はない (新潮文庫)

君たちに明日はない (新潮文庫)

のFile5.「去り行く者」
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それにしてもビートルズのリマスター・アルバム集。これはなんとかしてくれ!
http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20091121/1258761565
iPodで聴くとやっぱり恐ろしいゴースト音になっている。普通のアンプ→スピーカーだとコーラスなんだかゴースト音なのかすら聴き惑うくらいに気持ち悪くなっている。
でもあんまり悪評が話題になっていない気がするので、私の耳は「つき合いのカラオケ」なのかな?
(追記)
これこれ!Amazonレビュー。

★★
最初の4枚がどんな出来になるのか、期待は裏切られた。確かに一応ステレオ、でもまがい物の疑似ステレオ。(後略)