あらら、やってしまったね。
「ヒトラー台頭時の雰囲気」 大阪維新巡り谷垣氏
自民党の谷垣禎一総裁は18日、橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」の国政進出に期待が高まる政治状況について、戦前に日本軍部やヒトラー、ムソリーニが台頭した際を想起させるとの観点から警鐘を鳴らした。京都府内で講演し「政党政治が駄目だということで昭和10年代に日本で軍部が出てきた。ヒトラー、ムソリーニが出てきた時もそういう雰囲気だったのだろう」と述べた。
(太字化引用者)
誰しもが心の片隅で思っているであろうことかもしれないような気がするようなことでも、ことのは(言葉)に出してしまってはいけないね。
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「ことのは」方面で方丈記のエントリがあがっていた。東日本大震災から一年後に「方丈記」を読み直す、だってさ。私もほんの少しだけ書いた。
http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20111225/1324771785
http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20120128/1327707855
先に挙げた東日本大震災に端を発する昨今の天変地異。「方丈記」の世界と似ていると思っているよ。
「方丈記」は観念的に世の無常を描いているという理解がほとんだと思うのだけれども、世の無常なるものの具現化した災害が取り上げられている。なんか論理が破綻しているのだけれども、要するに災害という事象をひとつの手がかりとして、無常感を描き出しているということ。
話を離れる。相似としては、光クラブ事件とライブドア事件が気になっていた。過去にエントリを書いた覚えがあったのだけれどもなかった。妄想世界で書いたのかもしれないな?
さて両事件。そのいずれもが敗戦の焼け跡(傷跡)を背景にして産み落とされる。前者は文字通り「軍事敗戦」、後者は「経済敗戦」。こじつけ牽強付会なんだろうけれども。
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■光クラブ事件についての参考:http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/hikari.htm