けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 杜の都1:四半世紀ぶりに訪れて

2011年10月8日(土):昼
友人(男)の結婚式に参列するために、杜の都仙台に行ってきた。私は貧乏性なので、遠方に行くときには、目的地までの旅程に時間を使うのと、運賃に高い金を払うのとで、目的地近くでウロウロと東西南北してしまう。今回もそう。
振り返ってみると、
http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20070502/1178108001
の時は、郡山での式典前日に会津方面に向かい、猪苗代湖駅からバスで、裏磐梯五色沼を愉しんだ。バスの車窓から太古の恐竜が、骨組みだけになってしまったような枯れ木がとどまることをしらず広がる景色は、今でも脳裏に残っているし、五色沼もすばらしかった。私の旅行のベスト5に入る旅立ったなあ。
今回は、スーツに革靴でうろうろしてしまい反省しきり。ガーメントバッグにスーツと革靴を詰め込んで、コインロッカーに放り込み、ズンダラケな私服で活動すればよかった。まあ、秋景色の気候だったので、スーツの上着を棄てたくなるまでには至らなかったけれども。
さて、昼前に杜の都について、他界した父が単身赴任をしていた団地に向かう。私も小学生の時分に、一人で訪れた所。東京を発つとき、イロイロと調べたのだけど、正直、よく分からないままで行った。一応の目印は、美術館、東北大のキャンパス、すごい坂道、という三題話で、行けば分かるかなって。
仙台駅からバスに乗り、見覚えのある駅前の街区を眺める。仙台名物(?)アーケードとかね。で、目印1らしき美術館を経由して、ナントカ郵便局(少し記憶にあった)で降車して、背筋を伸ばして目的地を目指す。すると、それらしき団地を発見。団地本体がこちら。

こちらは、管理棟(集会所みたいな感じかな(?)

ただし、道路の向かい側にある東北大学キャンパスは、工事中で判別不能だった*1。最後の目印のすごい坂道というのは、、小さい頃に、「ああ、雪が降ったらどうなるんだろう?」と思ったものだったけれども。

写真で見ると、なんの変哲もないゆるいカーブの道路なんだけれども、実際には結構な勾配。しかし、小学生の私が感じた恐ろしいほどの急坂ではなかった。
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式までまだまだ時間があったので、杜の都のシンボルタワーであろうと思われる青葉城を訪れた。城の石垣が一部崩落しているということで、本丸への道筋は車が禁止。私は、排気ガスに煩わされずに、車道を腕を広げながら、歩いた。
で、結構、疲れた。スーツ姿に革靴ということもあったのだけれども、、やはり城というシチュエーションは辛いね。で、汗をかいて上り詰めた本丸は、ナニがナンだかわからんありさま。

本丸で生活していそうな人に、「本丸、どこですか?」と尋ねたら、「いや、この辺りが本丸ですけん」みたいな応答。うむ・・・。俗化されてるけん。仙台名物の牛タン屋やら、蕎麦屋、土産物屋、なんかしらんけれどもウナギを食わせる店まで連なっていたぞ。うむ。
その後、タクシーで町に下りた。タクちゃんに、イロイロと地元の話を聞く。話はどうしても3.11の震災の方に流れてしまう。建物も外観はともかく、内部がひどいことになっているらしく、居住している人々は、どうしようかと大いに迷っているらしい。私のような外から来た人間にとっては、小奇麗な町に見えたのだけれども、実情は色々あるらしいな。

*1:帰りに工事現場にいくと、やはり東北大学のキャンパスの工事現場であることが分かった。