けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 京極夏彦「西巷説百物語」

西巷説百物語 (怪BOOKS)

西巷説百物語 (怪BOOKS)

七つの物語を収めた作品集で、うち六編は連載モノで、最後の一編が書き下ろし。読み始めたら、「あれ?主人公が変わってしまっているなあ・・・」と寂しく思わせるシリーズ第五短編集にあたります。そして、書き下ろし作品には、、、。

で、「手袋を買いに」を思わせる「豆狸」が好編。一所懸命な登場人物に好感が持てました。他にもビビッと来る物語もあるのだけれども、ちょっと読み疲れしたなあ。物理的に分厚く重く、内容も結構ハード。

矛盾するけれども、なにはともあれ、残暑にはお勧めの短編集です。