けろやん。メモ

はじめまして。こんにちは。

 木簡の万葉歌

ちょっとメモ。

昨日の産経新聞の一面は、

万葉集の木簡が初出土 紫香楽宮、難波津の歌も

と、中国の大地震でも原油高でもなく、悠久の時を経た木簡の発見というのどかなもの。

木簡に記されていたのは、『万葉集』巻16に収録されている「安積香山(あさかやま) 影さへ見ゆる山の井の 浅き心を我が思はなくに」と、「難波津(なにわづ)の歌」として知られる「難波津に 咲くや木の花冬こもり 今を春べと咲くや木の花」の一部。いずれも漢字を仮名的に用いた万葉仮名で書かれている。
(太字化は引用者)

二首は、

万葉集の木簡が初出土 紫香楽宮、難波津の歌も (2/3ページ)

2首は10世紀初頭、紀貫之らが編纂(へんさん)した『古今和歌集』の「仮名序」で「歌の父母(ちちはは)」と紹介されているポピュラーな歌。『源氏物語』や『枕草子』などでも手習いの歌としてセットで登場する。

というようなセット。「歌の父母」が一度に発掘されるというのに驚きと、ちょっとした違和感を感じた。