『スピードハックス』(大橋悦夫さんと私の共著書)を「記憶できない」のだが、「うまく記憶する方法はないか?」という質問を戴きました。
ふむふむ。この質問者さんは、「スピードハックス」を参照して、仕事のスピードアップを図ろうとしているのですね。答えは簡単。ブログに、全文書き込み、仕事中に参照すればおk。著作権に問題があるでしょうから、ブログを非公開にして、自分だけが見れるようにしておくことを忘れずに。
−−−
- 作者: 大橋悦夫,佐々木正悟
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2007/01/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 10人 クリック: 103回
- この商品を含むブログ (194件) を見る
ただし、上記、質問者の質問というのは、本末転倒ではないか、と思います。ぶっちゃけ言うと、この人、馬鹿なんじゃないのか?ってね。ハックスというのは、良いところを自分で消化して、それを実地に試し、取捨選択したり、自分に合わせるべくアレンジしていくものでしょう。
それを考えると、最初から「参照する」という安易な受動的態度では、実りないのではないかな?ざっくりと頭に入れて、実地に試してみる。そして、これは使えるよな!と思ったら、頭と身体(?)に定着させて、部屋に帰った時などに本を紐解き、他のハックスを試して、以下同様。
ネット世界。「記憶することよりも創造的に!」ということが喧伝されているようですが、何事も最初は記憶することから始まると私は思いますね。
付記
本文引用エントリの結び、
どうしても忘れたくない本があれば、読了せず、読了目前で未読のまま残しておくという手もあります。欲求不満は残りますが、緊張感による記憶力増強は期待できるでしょう。
新潮社と船戸与一さん・・・http://d.hatena.ne.jp/kerodon/20070605/1181041456